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対象:PowerPoint97, PowerPoint2000, PowerPoint2002, PowerPoint2003

2002以前のPowerPointで、キーボード操作で現在のスライドからスライドショーを開始する方法をご紹介しました。

現在のスライドからスライドショーを開始するマクロを作成しておいて、そのマクロをアクセスキーつきでメニューバーに登録して、アクセスキーを押すことで、キーボード操作で現在のスライドからスライドショーを開始できるという方法です。

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[ユーザー設定]ダイアログを表示しておいて、メニューバーにマクロを登録するのが面倒に感じるのであれば、このメニューバーへの登録操作もマクロにしてしまうのがおすすめです。

▼メニューバーをカスタマイズするマクロ
※メニューバーに「SlideShowFromCurrent(P)」という項目を追加し、クリックすると「SlideShowFromCurrent」マクロが実行されるようにする例

Sub CustomizeMenuBar()

 Dim objCB As CommandBar
 Dim objCBCtrl As CommandBarControl

 Set objCB = Application.CommandBars("Menu Bar")

 On Error Resume Next
 objCB.Controls("SlideShowFromCurrent(&P)").Delete
 On Error GoTo 0

 Set objCBCtrl = objCB.Controls.Add(Type:=msoControlPopup, Temporary:=True)

 With objCBCtrl
  .Caption = "SlideShowFromCurrent(&P)"
  .OnAction = "SlideShowFromCurrent"
 End With

End Sub

Excelのメニューバーカスタマイズ関連のマクロを、いろいろとご紹介してきました。

基本的にはExcelと同様の考え方で、PowerPointのメニュバーもカスタマイズできます。

Excelと異なるのは、メニューバーの名称くらいです。

Excelの場合は、「Worksheet Menu Bar」でしたが、PowerPointでは「Menu Bar」です。

On Error Resume Next
objCB.Controls("SlideShowFromCurrent(&P)").Delete
On Error GoTo 0
という箇所で、同じ「SlideShowFromCurrent(P)」コマンドが複数登録されないように、元々「SlideShowFromCurrent(P)」コマンドが存在していたら削除しています。

Set objCBCtrl = objCB.Controls.Add(Type:=msoControlPopup, Temporary:=True)
With objCBCtrl
 .Caption = "SlideShowFromCurrent(&P)"
 .OnAction = "SlideShowFromCurrent"
End With
という箇所でメニューバーにコマンドを登録し、Captionプロパティに「SlideShowFromCurrent(&P)」、OnActionプロパティに「SlideShowFromCurrent」マクロを指定しています。

Captionプロパティで「(&P)」と指定することで、[Alt]+[P]キーで「SlideShowFromCurrent」コマンドが実行されるようになっています。

カスタマイズしたメニューを元に戻すには、以下のマクロを実行してください。

▼カスタマイズしたメニューバーを元に戻すマクロ
Sub ResetMenuBar()

 Application.CommandBars("Menu Bar").Reset

End Sub

メニューバーのリセットもExcelの場合と同じ考え方でOKです。

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