2002以前のPowerPointで、キーボード操作で現在のスライドからスライドショーを開始する方法をご紹介しました。
現在のスライドからスライドショーを開始するマクロを作成しておいて、そのマクロをアクセスキーつきでメニューバーに登録して、アクセスキーを押すことで、キーボード操作で現在のスライドからスライドショーを開始できるという方法です。
[ユーザー設定]ダイアログを表示しておいて、メニューバーにマクロを登録するのが面倒に感じるのであれば、このメニューバーへの登録操作もマクロにしてしまうのがおすすめです。
※メニューバーに「SlideShowFromCurrent(P)」という項目を追加し、クリックすると「SlideShowFromCurrent」マクロが実行されるようにする例
Sub CustomizeMenuBar()
Dim objCB As CommandBar
Dim objCBCtrl As CommandBarControl
Set objCB = Application.CommandBars("Menu Bar")
On Error Resume Next
objCB.Controls("SlideShowFromCurrent(&P)").Delete
On Error GoTo 0
Set objCBCtrl = objCB.Controls.Add(Type:=msoControlPopup, Temporary:=True)
With objCBCtrl
.Caption = "SlideShowFromCurrent(&P)"
.OnAction = "SlideShowFromCurrent"
End With
Excelのメニューバーカスタマイズ関連のマクロを、いろいろとご紹介してきました。
Excelと異なるのは、メニューバーの名称くらいです。
Excelの場合は、「Worksheet Menu Bar」でしたが、PowerPointでは「Menu Bar」です。
On Error Resume Next
objCB.Controls("SlideShowFromCurrent(&P)").Delete
On Error GoTo 0
という箇所で、同じ「SlideShowFromCurrent(P)」コマンドが複数登録されないように、元々「SlideShowFromCurrent(P)」コマンドが存在していたら削除しています。
Set objCBCtrl = objCB.Controls.Add(Type:=msoControlPopup, Temporary:=True)
With objCBCtrl
.Caption = "SlideShowFromCurrent(&P)"
.OnAction = "SlideShowFromCurrent"
End With
という箇所でメニューバーにコマンドを登録し、Captionプロパティに「SlideShowFromCurrent(&P)」、OnActionプロパティに「SlideShowFromCurrent」マクロを指定しています。
Captionプロパティで「(&P)」と指定することで、[Alt]+[P]キーで「SlideShowFromCurrent」コマンドが実行されるようになっています。
カスタマイズしたメニューを元に戻すには、以下のマクロを実行してください。
Sub ResetMenuBar()
Application.CommandBars("Menu Bar").Reset
End SubメニューバーのリセットもExcelの場合と同じ考え方でOKです。
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