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引数Replaceを指定できるSelectメソッドを持つPowerPointのクラスは3つだけ

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit PowerPoint(バージョン2108 ビルド14326.20348 Microsoft Store)

オブジェクトブラウザーでPowerPointライブラリに限定してSelectを完全一致検索した結果

引数Replaceを指定可能なSelectメソッドを持つExcelライブラリのクラスを一覧にしました。

PowerPointの場合も確認しておきましょうか。

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引数Replaceを指定できるSelectメソッドを持つクラスは3つだけ

PowerPointライブラリの場合、引数Replaceを指定可能なSelectメソッドを持つクラスは、以下の3つだけです。

  • Chart
  • Shape
  • ShapeRange

他のクラスに用意されているSelectメソッドは、引数を指定できません。

PowerPoint.ShapeのSelectのほうが優れている

Excel VBAとの比較でいえば、引数Replaceがどう定義されているかについて要注目です。

PowerPointの場合

PowerPoint.Shape.Select

PowerPointのShape.SelectやShapeRange.Selectの引数Replaceは、上図のとおり

[Replace As MsoTriState = msoTrue]

と定義されています。引数ReplaceにはMsoTriState列挙に定義されている定数を指定でき、省略した場合にはmsoTrueが指定されているのと同じであることが読み取れます。

Excelの場合

Excel.Shape.Select

一方ExcelのShape.SelectやShapeRange.Selectの引数は、

[Replace]

とだけ定義されています。Replaceという名前の引数が指定可能なことしかわかりません。

歴史的な背景があるための結果ですが、PowerPointのほうがExcelよりしっかりと設計・実装されているといわざるを得ません。

最終更新日時:2021-10-13 06:59

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