引数Replaceを指定可能なSelectメソッドを持つExcelライブラリのクラスを一覧にしました。
PowerPointの場合も確認しておきましょうか。
引数Replaceを指定できるSelectメソッドを持つクラスは3つだけ
PowerPointライブラリの場合、引数Replaceを指定可能なSelectメソッドを持つクラスは、以下の3つだけです。
- Chart
- Shape
- ShapeRange
他のクラスに用意されているSelectメソッドは、引数を指定できません。
PowerPoint.ShapeのSelectのほうが優れている
Excel VBAとの比較でいえば、引数Replaceがどう定義されているかについて要注目です。
PowerPointの場合
PowerPointのShape.SelectやShapeRange.Selectの引数Replaceは、上図のとおり
[Replace As MsoTriState = msoTrue]
と定義されています。引数ReplaceにはMsoTriState列挙に定義されている定数を指定でき、省略した場合にはmsoTrueが指定されているのと同じであることが読み取れます。
Excelの場合
一方ExcelのShape.SelectやShapeRange.Selectの引数は、
[Replace]
とだけ定義されています。Replaceという名前の引数が指定可能なことしかわかりません。
歴史的な背景があるための結果ですが、PowerPointのほうがExcelよりしっかりと設計・実装されているといわざるを得ません。
最終更新日時:2021-10-13 06:59
Home » パワーポイントマクロ・PowerPoint VBAの使い方 » 引数Replaceを指定できるSelectメソッドを持つPowerPointのクラスは3つだけ