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Nullを判定する-IsNull関数

「vba null判定文」
「vba if文 null判定」
といった検索でのアクセスが時折あることに気付きました。

文字通りに解釈するなら、VBAでNullであるかどうかを判定するにはどうすればいいのかを、調べていらしたのでしょう。

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IsNull関数でNull判定を行うサンプルマクロ

「Null」という単語を覚えたばかりの方が、本当に必要なのはNull判定ではないにも関わらず、
「vba null判定文」
「vba if文 null判定」
と検索してしまった可能性もあるのではないかと疑っていますが、VBAのIsNull関数を使えば、

VBA.Information.IsNull関数

Nullかどうか判定できます。

Sub Nullであることを判定する()
 Dim var As Variant
 var = Null

 If IsNull(var) Then
  MsgBox "Nullです。"
 Else
  MsgBox "Nullではありません。"
 End If
End Sub

Null判定を行うサンプルマクロの実行結果

上記のSubプロシージャのままで実行すれば、
  var = Null
で変数varにNullを代入しているので、もちろんIsNull(var)はTrueです。

変数varにNullを代入するステートメントをコメントアウトすれば、Variant型変数の初期値はEmptyですから、IsNull(var)はFalseとなります。

ちなみに、もしも、
  If IsNull(var) Then
の意味がピンとこなければ、
  If IsNull(var) = True Then
としてみてください。

ローカルウィンドウで変数の中見を確認しましょう。

拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』でも多用しているローカルウィンドウで、変数varの中身を確認することをおすすめします。

ショートカットキー[F8]でステップ実行を開始すると、

ローカルウィンドウ:Empty値

上図のとおり変数varはEmpty値で初期化されます。

ステップ実行を継続して、varへのNullの代入が行われると、

ローカルウィンドウ:Null

上図のとおり変数varがNullであることを確認できます。

最終更新日時:2022-10-28 06:15

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