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シートのコピーをイミディエイトウィンドウから

対象:Excel2007, Excel2010, Excel2013, Windows版Excel2016

ノートパソコンでExcelを使う際、面倒な操作の筆頭は、シートのコピーだと感じています。

マウスを使っているときには、[Ctrl]キーを押しながらドラッグアンドドロップが、やっぱり便利だと思うのですけれど、ノートパソコンでマウスを使っていない場合に、これがなかなか面倒です。

シートをコピーしようとして、[Ctrl]キーを押しっぱなしにしてシートのドラッグを開始したものの、うっかり[Ctrl]キーから指を先に離してしまって、単なるシートの移動になってしまったという経験をした方は、結構いらっしゃるのではないかと思っています。

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イミディエイトウィンドウからアクティブシートをコピーする

そんな経験のある方で、VBA(Visual Basic for Applications)を使えるという方は、イミディエイトウィンドウからのシートコピーを試してみてはいかがでしょうか。
▼操作概要:アクティブシートをアクティブシートの前にコピーする
イミディエイトウィンドウで、
  activesheet.copy activesheet
と入力後[Enter]キーを押す

上記の操作を行うと、アクティブなシートが、アクティブなシートの前・左側にコピーされます。

Sub samp()
 ActiveSheet.Copy ActiveSheet
End Sub
というSubプロシージャで、アクティブなシートを、アクティブなシートの前・左側にコピーできます。

この「ActiveSheet.Copy ActiveSheet」というオブジェクト式を、イミディエイトウィンドウから実行しているだけです。

ショートカットキーCtrl+スペースを使ってActiveSheetを簡単に入力

「activesheet」を入力するところが面倒かもしれませんが、VBE(Visual Basic Editor)のショートカットキー[Ctrl]+[スペース]を利用すると楽に入力できます。

「ac」まで入力して、ショートカットキー[Ctrl]+[スペース]を押せば「ac」で始まる入力候補が表示されますから、

アクティブシートのコピーをイミディエイトウィンドウから

[↓]キーを数回押して「ActiveSheet」をアクティブにして[Tab]キーで確定するのが一つの方法。

もう一つが、「actives」まで入力してショートカットキー[Ctrl]+[スペース]を押して「ActiveSheet」を入力する方法です。

アクティブシートの後・右側にコピーするには

アクティブシートの後ろ・右側にコピーしたい場合は、
「activesheet.copy , activesheet」
と、「activesheet.copy」と「activesheet」の間に「,」(カンマ)を入力しましょう。

この「,」は、Worksheet.Copyメソッドの、第1引数と第2引数の間の区切りです。

アクティブシートのコピーをイミディエイトウィンドウから

Subプロシージャとして残す場合には、名前付き引数を使うべきでしょうけれど、イミディエイトウィンドウからコードを実行する場合は、標準引数のほうが楽です。

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