Excelで業務用のワークシートを作成していると、いろいろな要望が出てきます。
ワークシート上で、ユーザーが操作できる範囲を限定したい、固定したいという要望もその一つです。
VBA(Visual Basic for Applications)を使えるのなら、ScrollAreaプロパティを設定するというのが一つの方法です。
※ワークシートSeet1のスクロール範囲をA1:G20セルに固定する例
Sub AUTO_OPEN()
Worksheets("Sheet1").ScrollArea = "A1:G20"
End Sub上記のようなコードでスクロール範囲が固定されます。
AUTO_OPENマクロは、そのExcelファイルが開かれたときに、自動的に実行されるマクロです。
Excelファイルを開いたときに実行されるマクロで、「Sheet1」ワークシートの「ScrollArea」プロパティを「A1:G20」に設定することで、Sheet1ではスクロール範囲がA1:G20セルに固定されます。
固定されたスクロール範囲を解除するには、
「Worksheets("Sheet1").ScrollArea = ""」
というコードを実行してください。
▼サンプルファイル(013864.xls 40KByte)ダウンロード
サンプルファイルには
「Sheet1」のスクロール範囲を「A1:G20」セル
「Sheet2」のスクロール範囲を「G20:H100」セル
にそれぞれ固定する「AUTO_OPEN」マクロと、スクロール範囲を解除する「Sheet1のスクロール範囲解除」「Sheet2のスクロール範囲解除」マクロを、「Module1」モジュールに作成してあります。
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