「西暦を和暦に変換する関数は何でしょうか?」
Excelをお使いの方からよくいただく質問の一つです。
「エクセル 関数 西暦 和暦 変換」
なんていう検索をする方も少なくないはずです。
Excelを多少触ったことのある方で、
Excelを使いこなす = 関数を使える
と思い込んでしまっている方は少なくありません。
そのため何か検索する際には、必ず「関数」という単語を入れてしまう罠に陥ってしまう方が、相当数いらっしゃるように感じています。
表示形式の指定で和暦に
元が日付データならば、西暦を和暦にするのに関数は必要ないのです。
※「2006/11/5」を和暦表示にする例 「2006/11/5」が入力されているセルを選択
↓
メニュー[書式]−[セル]を選択
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブをクリック
↓
[分類]欄−「日付」をクリック
↓
[種類]欄で
「H13.3.14」または「平成13年3月14日」を選択
(Excel97,2000の場合「H9.3.4」または「平成9年3月4日」)
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
ユーザー定義書式で和暦を
月日が不要で、「平成18年」といった表示にするのならば、ユーザー定義書式を設定しましょう。
※「2006/11/5」を「平成18年」と表示する例 「2006/11/5」が入力されているセルを選択
↓
メニュー[書式]−[セル]を選択
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブをクリック
↓
[分類]欄−「ユーザー定義」をクリック
↓
[種類]欄に「ggge"年"」と入力
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
「平18年」と表示するのならば「gge"年"」
と[分類]欄−[ユーザー定義]−[種類]欄に指定してください。
以前「曜日を表示する関数は?」というネタをご紹介しましたが、西暦和暦変換も同様です。
日付データの表示を変更するだけなら関数は不要
Excelでは日付データは数値で、
「2006/11/5」は本来「39026」という数値に過ぎず、書式設定することで
「11月5日」
「2006年11月5日」
「平成18年11月5日」
「平成18年」
といった表示にできるのです。
ですから元データが日付データのときに和暦表示するには関数など使わなくても書式を適切に設定すれば済んでしまうのです。
逆に「2006」といった数値データを「平成18年」という表示にするためには、書式設定だけでは不可能でこの場合は関数が必要となります。この方法は近日中にご紹介します。(DATEVALUE関数を使って西暦年を和暦年にする記事を公開しました。2006-11-17)
このサイトでは、和暦表示に関連して以下のようなネタをご紹介しています。日付データが数値だという点がOKな方はあわせてご参照ください。
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