Wordで、装飾文字を入れるための機能=ワードアートについてインストラクションをするときにいただく、定番と言ってもいい質問があります。
「ワードアートを文書の左右中央に配置するにはどうすればいいのでしょうか?」
というご質問です。
浮動オブジェクトになっているワードアートは、文書内で自由に配置することができます。
けれども逆に、文書内で右寄せにしたい、ど真ん中に配置したいというときに苦労するわけです。
ドラッグ操作では完全な中央揃えにすることはなかなか難しいですから。そのためにいただくご質問です。メニュー[書式]
−[ワードアート]をクリック
↓
[ワードアートの書式設定]ダイアログ
−[レイアウト]タブをクリック
↓
[水平方向の配置]欄
−[中央揃え]オプションをOnに
↓
[ワードアートの書式設定]ダイアログ
−[OK]ボタンをクリック
勿論ワードアートの形状や入力されている文字列によっては、中央揃えになっていても中央揃えではないように見えるものもありますから、そういう場合は位置をドラッグ操作や矢印キーを使って微修正するしかありません。
ところで、
ワードアートを文書内の左右中央揃えにしようと考える、多くの方が行なってしまう誤操作があります。
[ワードアート]ツールバー−[ワードアート:配置]ボタンから、[中央揃え]をクリックするという操作です。
残念ながらこの操作ではワードアートは文書内で中央揃えになってくれません。
「ワードアートを文書の左右中央に配置するには?」
というご質問は、この誤操作をしてからいただくことが多いように感じています。
[ワードアートの書式設定]ダイアログ−[レイアウト]タブをクリック−[水平方向の配置]欄から、左右中央揃えを指定できることをご紹介すると、
「じゃあ、このワードアートツールバー−ワードアート:配置ボタンは、何をするためのものなのでしょうか?」
というご質問もいただくこともあるのですが、これについてはまた後日ご紹介いたします。
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