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対象:Word

Wordの[文字飾り]に[隠し文字]という機能があるのですが、お使いになったことありますか?

画面上で表示はされるけれども、印刷はされない文字のことです。逆に、印刷はされるけれども、画面上では表示されない設定にすることもできます。

なんとなくそんな機能を見たことがあるような気もするけど、どういうときに使うのかよくわからないとおっしゃる方も多いと思います。

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私が思いつくのは、似たような印刷物なんだけれど微妙に違うものを作るときに便利、ということです。

例えば、パソコン講習会のテキストを作るときに、生徒用と講師用とは似ているけれども微妙に違います。講師用テキストには、生徒用にはない操作説明のポイントや時間配分などが書かれているはずです。こういうときにファイルを別にして作ってしまうとメンテナンスが厄介です。生徒用に修正が入ると同じように講師用にも修正を入れなければなりませんから。

一般の企業でも、お客様用資料と社内向け資料でほとんど同じなんだけれども、社内向け資料には社外秘にしなければならない数値などが含まれているケース、ありませんか。

こんなときに[隠し文字]を使うと便利です。

▼操作手順 : 隠し文字を、画面で表示され印刷はされないようにする
メニュー[ツール]−[オプション]をクリック
 ↓
[オプション]ダイアログ−[表示]タブをクリック
 ↓
[編集記号の表示]−[隠し文字]チェックをOnに
([すべて]チェックをOnにしても可)
 ↓
[オプション]ダイアログ−[印刷]タブをクリック
 ↓
[同時に印刷する項目]−[隠し文字]チェックをOffに
 ↓
[オプション]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
上記の設定で[隠し文字]は、画面に表示はされるが印刷はされない状態になります。
▼操作手順 : 文字を隠し文字に指定する
文書を作成する
 ↓
印刷する/しないを切り替えたい文字を選択
 ↓
メニュー[書式]−[フォント]をクリック
 ↓
[フォント]ダイアログ−[フォント]タブをクリック
 ↓
[文字飾り]−[隠し文字]チェックをOnに
 ↓
[フォント]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
上記の設定をして、[隠し文字]になった箇所にはグレーの点線のアンダーラインが表示されます。

(実際に文書を作成するときは、事前にこの設定をしたスタイルを作成しておいてから、適宜スタイルを適用しながら作成作業を行う方が便利なはずです。)

この状態で印刷をすると、隠し文字は印刷されずに文書が印刷されます。パソコン講習会のテキストであれば生徒用のテキストが作成できたわけです。

次に、[オプション]ダイアログで[同時に印刷する項目]−[隠し文字]チェックをOnにしてから印刷を行えば、隠し文字の部分も印刷された文書ができます。

いかがでしょうか。
この方法を使えば、似たような同じ2つのファイルをメンテナンスする無駄から解放されます。

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