PowerPointの、Webページとして保存機能についてご紹介しました。
この機能についてご紹介すると
「インターネット上にあるPowerPointのファイルで、クリックするといきなりスライドショーになるのはどうやってるのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。
Webページとして保存を行うと、Webのフレーム機能を利用して、左側にアウトライン、下側にコマンドが並んだ状態となります。
そうではなく、Webページを見ているとIE(Internet Explorer)内で、いきなりスライドショーが開始されることがあり、その状態にするにはどうすればいいのか、というのがご質問の趣旨です。
いきなりプレゼン状態となるのにはいろいろなケースが考えられます。
そもそもPPTファイルではなく、実はFlashだったというケースも最近では少なくありません。
あくまでもPowerPointのファイルで、ブラウザ内でスライドショーが開始されるのでよく見かけるのは、見る側のパソコンの設定に依存しているケースでしょう。
まず大前提として、前回ご紹介したWebページとして保存であれば、PowerPointがインストールされていないパソコンでもプレゼンを見ることができたわけですが、ブラウザ内でスライドショーされる状態にするためには、見る側のパソコンにPowerPointがインストールされている必要があります。
その上で、更に以下のような設定が必要です。
メニュー[ツール]−[フォルダオプション]をクリック
↓
[フォルダオプション]ダイアログ−[ファイルの種類]タブをクリック
↓
[登録されているファイルの種類]欄で
「PPT」を選択して[詳細設定]ボタンをクリック
↓
[ファイルの種類の編集]ダイアログ
−[同じウィンドウで開く]チェックボックスをOnに
↓
[ファイルの種類の編集]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
↓
[フォルダオプション]ダイアログ−[閉じる]ボタンをクリック
上記の設定を行えば、PowerPointのインストールされているパソコンで、PPTファイルへのハイパーリンクをクリックしたときに、ブラウザ内でプレゼンが行われるようになります。
設定によってはリンクをクリックしたときに、「このファイルを開くか、または保存しますか?」といったメッセージの表示された[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されることがあります。
[ファイルのダウンロード]ダイアログも表示させたくないのであれば、[フォルダオプション]ダイアログから表示させた[ファイルの種類の編集]ダイアログの[ダウンロード後に開く確認をする]チェックボックスをOffにしてください。
インターネット上には、PowerPointで作成された資料が大量に存在しますので、上記の設定変更を行ってご自身のパソコンで状態がどのように変化するか、是非ご確認ください。
あくまでもこれらの設定は、PowerPointのファイルを見る側の設定であり、PPTファイルを作った側からは設定のしようがないということを、ご理解ください。
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