プレゼンをご覧になってきたという方から、ちょっと変わったご質問をいただきました。
「画面いっぱいになっていないPowerPointのスライドショーを見たのですが、どうすればできるのでしょう?」
というご質問です。
通常PowerPointのスライドショーは、画面いっぱいを使ったフルスクリーン(全画面表示)で実行されます。ご質問くださった方がご覧になったのは、フルスクリーン状態ではないスライドショーだったようです。
メニュー[スライドショー]−[スライドショーの設定]をクリック
↓
[スライドショーの設定]ダイアログ−[種類]欄−
[出席者として参照する(ウィンドウ表示)]オプションボタンをOnに
↓
[スライドショーの設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
上記の設定を行ったプレゼンテーションファイルでは、以後フルスクリーン表示ではなく、ウィンドウ表示でスライドショーが実行されるようになります。
初期状態では、[発表者として使用する(フルスクリーン表示)]オプションボタンがOnとなっているため、フルスクリーンでスライドショーが行われるのが一般的になっているわけです。
最近私がよく見かけるプレゼンテーションは、PowerPointだけで完結するものは少数派で、PowerPointのスライドショーと、ブラウザなど他のアプリケーションソフトを切り替えながら行われるものの方が多い印象があります。
そんなときに、スライドショーと他の画面の切り替えがスムーズだといいのですが、切り替えにモタモタしているとそれだけで妙な印象が残ってしまったりするものです。
フルスクリーン状態でスライドショーが実行中の場合、タスクバーや[Alt]+[Tab]キーで表示される選択画面にはPowerPointのアイコンが2つ並ぶことになり、他の画面からスライドショーに戻る際に、誤って表示させる必要のないデザイン画面のPowerPointを表示させてしまうというのが、非常によく見られるパターンだと感じています。
そんなスライドショーと他の画面を切り替えながら行うようなプレゼンの場合に、[出席者として参照する]設定で、ウィンドウ表示のスライドショーを実行すれば、タスクバー・[Alt]+[Tab]キーによる選択画面いずれでもPowerPointのアイコンは1つしか表示されませんから、切り替え操作で迷う可能性はグッと減らせてスムーズなプレゼンができるんじゃないかと思います。
また、ウィンドウ表示のスライドショーはサイズも自由に変更できますから、それだけでもちょっと印象に残るプレゼンができるかもしれません。
(小手先の技より、中身の方が重要なのは当然のことですが。)
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