Webページというのは、そのサイト管理者に管理権限があるため、昨日まで見られていたWebページが突然見られなくなるなんていうことは、よくあります。
そのため先々役に立ちそうなWebページを、ローカルに保存している方は少なくないようです。
IE(Internet Explorer)にはそのためのコマンド[名前を付けて保存]が用意されているのですが、この機能をしっかり理解せずに利用されている方も少なくないようです。
例えば今ご覧いただいているこのページに、「Webページの保存方法について」といった名前を付けて保存する場合、特にファイル形式を指定しないと
「名前をつけて保存について.htm」
というファイルと
「名前をつけて保存について.files」
というフォルダとが作成されます。
「名前をつけて保存について.htm」ファイルがメインのHTMLファイルで、「名前をつけて保存について.files」フォルダには、画像ファイルやCSSファイルなどが保存されます。
このHTMLファイルとフォルダは密接に関連していて、HTMLファイルの方を削除するとフォルダが自動的に削除され、フォルダを削除すればHTMLファイルが削除されます。
このことをご存知ない場合に、フォルダの方を削除してしまって、保存したはずのHTMLファイルがなくなってしまったことにビックリする方もいらっしゃるようです。
そんなトラブルを防止するためにも、IEで名前を付けて保存をよく利用するのならば、もっと便利な保存形式について覚えておく方がいいと思います。メニュー[ファイル]−[名前を付けて保存]をクリック
↓
[Webページの保存]ダイアログ−[ファイルの種類]欄で
「Webアーカイブ、単一のファイル(*.mht)」を選択
↓
[保存する場所][ファイル名]を指定し保存
通常IEで名前を付けて保存を実行する場合、[ファイルの種類]が「Webページ、完全(*.htm;*.html)」となっています。この種類のときに、HTMLファイルとフォルダが作成されるのです。
ところが上記のように「Webアーカイブ、単一のファイル(*.mht)」を選択して保存をした場合は、拡張子が「.mht」のファイルが一つだけ作成されます。
「Webページ、完全(*.htm;*.html)」を選んだときのようにHTMLファイルとフォルダができないので、管理する場合MHTファイル一つだけを管理すればいいことになります。
Webページをローカルに保存するという操作をよくご利用になっているのならば、この「Webアーカイブ、単一のファイル(*.mht)」形式での保存を知っておくと便利じゃないかと思っています。
但し、、、ページによっては「Webアーカイブ、単一のファイル(*.mht)」で保存しようとするとエラーとなってしまうケースもあります。そういう場合はやむを得ないので、「Webページ、完全(*.htm;*.html)」を選択して、HTMLファイルとフォルダとを一緒に管理してやってください。
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