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対象:InternetExplorer6

「キャッシュ」という単語は、コンピュータ用語としていろいろな使われ方をします。

ざっと思いつくところでは、

  • キャッシュメモリ
  • 2次キャッシュ
  • キャッシュファイル
  • DNSキャッシュ
  • プロキシサーバのキャッシュ
  • フォントのキャッシュ
  • キャッシュが壊れてる
  • キャッシュを削除する
といった使い方をします。

同じキャッシュという単語でも、使われるシーンにおいて意味するものは異なっているわけですが、最近のごく一般的なパソコンユーザーが多く耳にするキャッシュと言えば、ブラウザのキャッシュファイル=インターネット一時ファイルでしょう。

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例えば、Internet Explorer 6では、一時ファイルがたまりすぎると画像の保存やソース表示ができなくなるというとても有名な不具合があり、
「画像の保存が上手くできないのですが...?」
「ソースの表示ができなくなってしまったんですが...?」
というご質問をいただくことがあります。

そんなときに
「まずはキャッシュファイルを削除してみてください」
といった使い方をします。

このキャッシュという単語について、
「なんで一時ファイルをキャッシュと言うのですか?」
というご質問をいただいたことが何度かあります。

ご質問いただいた方の頭の中には、
「キャッシュ=現金・現金払い」
という等式ができていらしたようです。

カタカナの悩ましい点の一つです。
カタカナでは同じ「キャッシュ」でも、コンピュータ用語としてのキャッシュと、現金を意味するキャッシュとは別物です。
cash:現金・現金払い
cache:隠し場・貯蔵物

コンピュータ用語としての「キャッシュ」は「cache」
現金を意味する「キャッシュ」は「cash」
カタカナでは同じ「キャッシュ」でも、元は別のスペルの単語です。

パソコン初心者向けの講習会で、特に日本語入力についてインストラクションする際に、
「パソコンを使えるようになるのに、日本人はアメリカ人より不利だ」
といったことをよく申し上げるのですが、こういった用語一つをとっても同じ初心者でもアメリカ人の方が日本人よりも有利なんだな、と感じます。

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