コマンドプロンプトでDIRコマンドに「/B」スイッチをつけることで、ファイル・フォルダの一覧を出力できることをご紹介しました。
DIRコマンドに「/B」スイッチを指定すると、見出しや要約のつかないファイル名・フォルダ名だけが出力されます。
実務では、フォルダを除いたファイルだけを一覧にしたいということもあります。
これも、DIRコマンドのスイッチでOKです。
※ファイル名の一覧をfilelist.txtファイルに作成する例
コマンドプロンプトで一覧を作成したいフォルダへ移動後
「dir /b /a-d > filelist.txt」
と入力し[Enter]キーを押す
ポイントは、
「/A-D」スイッチ
です。
「/A」スイッチを指定すると、指定された属性のファイルだけを表示することができます。
例えば、
「/AR」なら、読み取り専用ファイルだけが
「/AH」なら、隠しファイルだけが
「/AD」なら、ディレクトリだけが
表示されます。
ここで属性の前に「-」(ハイフン)を指定すると、その属性を除くという意味となります。
例えば、
「/A-R」なら、読み取り専用でないファイルが
「/A-H」なら、隠しファイルでないファイルが
「/A-D」なら、ディレクトリでないファイルが
表示されることになります。
「/B」スイッチでファイルとフォルダ名だけが出力され、これに「/A-D」スイッチを追加すると、ディレクトリでないファイルだけが出力されることになるわけです。
上記の例のまま実行すると、「filelist.txt」というファイル名も「filelist.txt」の中に作成されます。これを回避するのであれば、例えば「tmp」フォルダを作成しておいてから
「dir /b /a-d > tmp\filelist.txt」
としてください。
こうすれば「tmp」フォルダ内の「filelist.txt」にファイル名の一覧が作成され、その中には「filelist.txt」は含まれません。
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