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Excel VBAで最大化または最小化してブックを開きたい

動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Excel(バージョン2308 ビルド16721.20002 クイック実行)

Excel VBAを使って、Excelのウィンドウを最大化してブックを開きたい、といったニーズが結構あるようです。

ウィンドウを最大化したり最小化したりする際に使用するWindowStateプロパティは、オブジェクトブラウザーで検索すればわかるとおり、ApplicationオブジェクトやWindowオブジェクトに用意されています。

上図はオブジェクトブラウザーで「完全に一致する単語だけを検索」オプションがOnの状態で「WindowState」を検索した様子です。

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ブックを表すWorkbookオブジェクトには、ウィンドウの状態を制御するWindowStateプロパティはありませんから、ApplicationオブジェクトやWindowオブジェクトのWindowStateプロパティを使う必要があります。

最大化してブックを開くサンプルマクロ

Cドライブtempフォルダーに、samp.xlsxブックを用意しておいてから、以下のExcelマクロを実行してください。

ブックが最大化された状態で開かれます(厳密にはブックを開いてから最大化してます)。

Sub 最大化の状態でブックを開く()
 Workbooks.Open "C:\temp\samp.xlsx"
 ActiveWindow.WindowState = xlMaximized
End Sub

Workbooks.Openメソッドを呼び出してブックを開いてから、

Workbooks.Open "C:\temp\samp.xlsx"

ActiveWindowプロパティで取得できる、アクティブなWindowオブジェクトのWindowStateプロパティに、XlWindowState列挙型に定義されている定数xlMaximized(直値:-4137)を指定することで、Excelのウィンドウを最大化しています。

ActiveWindow.WindowState = xlMaximized

最小化してブックを開くサンプルマクロ

Window.WindowStateプロパティに指定する定数をxlMinimized(直値:-4140)にすれば、最小化された状態にできます。

Sub 最小化の状態でブックを開く()
 Workbooks.Open "C:\temp\samp.xlsx"
 ActiveWindow.WindowState = xlMinimized
End Sub

最終更新日時:2023-08-04 20:11

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