一冊の本を書き上げるには、何を書いて何を書かないかという判断が、延々と必要になります。
たとえ基本書であっても、すべてを書くことは不可能で、入門書の場合は何を書かないかを、より明確にする必要があります。
『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』でも、この判断を繰り返し行いました。
このような判断を行うには、そもそも誰が読者なのかをハッキリさせなければなりません。拙著の場合も、もちろんそうでした。
私は以下のようなVBA経験者を、主な対象読者として想定して書いてきました。
『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』で想定している対象読者
数値型や文字列型の変数が使える
If文が書ける
For~Next文が書ける
※上記の3つは必須条件です。この条件を満たさない方が手にしても読み進められません。
オブジェクト変数が苦手
With文が苦手
オブジェクト変数を使ったコードを、オブジェクト変数を使わないコードへの書き直しができない
Excel VBA等でApplicationを書かなければいけないときと、書かなくてもいいときの違いがわからない
Excel VBAでワークシートを取得する際に、何故「Worksheet」と書けないのか疑問に感じる
メソッドの引数をカッコで括るときと括らないときの違いがわからない
コレクションから単独のオブジェクトを取得する際のItemに慣れていない・知らない
VBAの関数とExcel等のアプリケーションを操作するコードの区別が明確になっていない
VBAのInputBox関数と、Excel VBAのApplication.InputBoxメソッドの違いがわかっていない
オブジェクトを取得するコードを見て返されるオブジェクトをイメージできない
オブジェクトブラウザーの使い方がわからない
上記のような課題・疑問を解決したいと思っている
PowerPointの作業を自動化したい
ExcelとPowerPointを連携させたマクロを作りたい
以上のような方に届けばイイなと願っています。
該当しない方には届かないほうがイイと私は考えています。
最終更新日時:2020-03-24 03:12
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