拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』について、誤解があるといけないので記事を書かせていただきます。
この本は「一番易しいPowerPoint VBAの本」というわけでは、ありません。
実務で使えそうなサンプルはご用意していますが、サンプルマクロがたくさん載っていて、意味がわからないままでコピー&ペーストして、すぐ使うというタイプの本ではありません。
トレーニングをサポートする教本
書名を漢字にして強調するならば『一番優しいPowerPoint VBAの教本』です。
応用可能な形で基本を身につけていただくための、トレーニングをサポートするタイプの本です。
どんなジャンルでもトレーニングは、できるだけ効果が出やすいメニューの中で、適度な負荷を掛けることが大切ではないかと思っています。そんなことを思いながら書いた本です。
主な対象読者であるExcel VBA経験者の知識やスキルを活用しながら、PowerPoint VBAの基本を習得していただくことを目指しています。
ヒトの学習にはトレーニングが必須
Excelマクロを作れる方なら、本を読んだだけでは決して自分で作れるようにはならなかったことが、記憶に残ってらっしゃるはずです。
本やWebを参考にしながらも、自分の手でコードを入力し、理解しようと繰り返し考えることで、初めて自分でマクロが作れるようになったはずです。
PowerPointの場合も基本的には同じです。
ただし、Excelには存在するマクロ記録機能がPowerPointにはないため、オブジェクトの階層構造等を理解しない限りは自分でPowerPointマクロを作れません。
意味をわかろうとしないままサンプルコードのコピー&ペーストを繰り返したところで、PowerPointマクロを作れるようにはなりません。
コードの意味がわかるようになるためのトレーニングをサポートするのが本書です。
Excel VBAでも応用可能な知識とスキル
そして拙著でトレーニングして身につけたVBA全般に関わる知識やスキルは、Excel VBAでも(Access VBAでも、Word VBAでも)必ず役立ちます。
サンプルマクロをコピー&ペーストしたいだけの方には、おすすめできない本ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
最終更新日時:2020-04-05 16:10
Home » いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本 » 『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』は、一番易しいPowerPoint VBAの本ではありません