拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』では、ローカルウィンドウを使ってオブジェクト変数の中身を確認する実習を繰り返し行っています。
同様にApplicationオブジェクトも確認しましょう。
Applicationオブジェクトを確認するSubプロシージャ
以下のようなSubプロシージャを用意して、ローカルウィンドウを表示してステップ実行してください。Dim app As Application
Set app = Application
End Sub
P.078のワンポイント「コードに書かれるApplicationもプロパティ」でもお伝えしている、Applicationプロパティの戻り値をオブジェクト変数appに代入するだけのSubプロシージャです。
まず確認すべきApplicationオブジェクトのプロパティ
Applicationオブジェクトにも、ローカルウィンドウで確認できる引数不要なプロパティがたくさん用意されています。
上記のSubプロシージャをステップ実行して、以下のようなプロパティを、まずはご確認ください。
Application.Version
PowerPointのバージョンを取得するVersionプロパティ
Application.Build
PowerPointのビルド番号を取得するBuildプロパティ
Application.DisplayGridLinesとApplication.DisplayGuides
PowerPoint上で、グリッドを表示するか否かを設定できるDisplayGridLinesプロパティと、ガイドを表示するか否かを設定できるDisplayGuidesプロパティ等
以上のようなプロパティの実際のデータを見て、Applicationオブジェクトについてのイメージを深めてください。
ActivePresentation下はLesson 14の実習と同じ
拙著のLesson 14「Presentationが持つプロパティについて学習しましょう」の実習では、グローバルなActivePresentationプロパティの戻り値を代入したオブジェクト変数prsの中身をローカルウィンドウで確認しています。
上記のSubプロシージャで使っているオブジェクト変数appの、ActivePresentation下に表示されるデータは、
ActivePresentationプロパティの戻り値を代入したオブジェクト変数と同じであることも、あわせてご確認ください。
最終更新日時:2020-02-20 05:01
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