設定も可能なプロパティについては、ローカルウィンドウからデータ変更できることをお伝えしました。
ローカルウィンドウでデータを変更する際に、定数を設定できるプロパティの場合、定数ではなく実際の値を指定することもできます。
Applicationオブジェクトを確認するSubプロシージャ
先日ご紹介したApplicationオブジェクトを確認するSubプロシージャを使って、試してみましょう。
Dim app As Application
Set app = Application
End Sub
PowerPointのウィンドウを最大化した状態から上記のSubプロシージャをステップ実行して、Applicationオブジェクトのプロパティ値変更を確認しましょう。
ローカルウィンドウで実際の値を設定する操作
PowerPointのウィンドウが最大化されているときに、WindowStateプロパティには下図のとおりppWindowMaximizedと表示されます。
この状態から、ppWindowMaximizedを変更可能にしてから「1」と入力し、
[Enter]キーを押して確定すると、PowerPointのウィンドウが最大化から標準状態になり、ローカルウィンドウには定数ppWindowNormalが表示されます。
もちろん定数を入力しても変更できますが、実際の値を入力するほうが簡単なケースは少なくないはずです。
オブジェクトブラウザーで定数の実際の値を確認しましょう
上記の操作で設定した「1」を、オブジェクトブラウザーで確認しておきましょう。
拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』のLesson 12「オブジェクトブラウザーの使い方を学習しましょう」でも解説しているオブジェクトブラウザーの検索機能を使って「ppWindowNormal」を検索し、オブジェクトブラウザーの詳細ペインを見ると「Const ppWindowNormal = 1」と表示されており、
実際の値が「1」であることがわかります。
この「1」が先ほどローカルウィンドウで入力した値です。
最終更新日時:2020-03-03 12:43
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