1月24日に発売された『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』は、主にExcel VBAの経験がある方を読者として想定しながら書きました。
残念ながら、基本型変数・if文・for文を理解していないプログラミング経験ゼロの方が、拙著にいきなり取り組もうとしても挫折してしまうはずです。
まずは、VBA(Visual Basic for Applications)の基本を習得してください。
VBAの基本習得に私がおすすめするのは、『スラスラ読めるExcel VBAふりがなプログラミング』です。
『スラスラ読める Excel VBA ふりがなプログラミング 』の前半は純粋なVBAの基本
『スラスラ読める Excel VBA ふりがなプログラミング』は、タイトルどおり確かにExcel VBAの入門書ですが、実は前半のChapter 1~3は純粋なVBAのコードだけを扱っています。
Chapter 1~3に登場するコードは、Excelに関わる部分がないため、PowerPointでもAccessでもWordでも、そのまま実行可能なものばかりなのです(Chapter 4以降がExcel VBAのパートです)。
VBAの経験がないけれど、拙著でPowerPoint VBAにチャレンジしたいというに方は、最低でも以下の実習を行ってからにすることを、強くおすすめします。
Chapter 1 Excel VBA最初の一歩
04 最初のマクロを入力する
06 演算子を使って計算する
07 長い数式を入力する
08 変数を使って計算する
13 復習ドリル
Chapter 2 条件によって分かれる文を学ぼう
03 数値が入力されたら計算する
04 数値が入力されていないときに警告する
05 比較演算子で大小を判定する
08 複数の比較式を組み合わせる
09 年齢層を分析するマクロを作ってみよう
11 復習ドリル
Chapter 3 繰り返し文を学ぼう
03 仕事を10回繰り返す
04 10~1へ逆順で繰り返す
05 繰り返し文を2つ組み合わせて九九の表を作る
拙著でPowerPoint VBAに取り組む前に、以上の実習に出てくるSubプロシージャを、まずは何も見なくても書ける状態になりましょう。
『いちばんやさしいExcel VBAの教本』をおすすめしていない理由
私が書かせていただいた『いちばんやさしいExcel VBAの教本』を、何故ここでおすすめしていないのか、疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
結論をいえば、拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』は、あくまでもExcel VBAの入門書なのです。純粋なVBAの入門書ではなく。
プログラミング経験がなく『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』をご購入いただいた方は、PowerPoint VBAに興味があるはずです。
であるならば少しでもショートカットしていただくために、純粋なVBAの基本だけを学習しやすい構成になっている『スラスラ読めるExcel VBAふりがなプログラミング』をおすすめするほうが正解だと思うのです(拙著をお買い上げいただくのは有難いことですが)。
最終更新日時:2020-01-28 17:27
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