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ファイルの最終更新日時を取得したい-BuiltinDocumentProperties("Last Save Time")

対象:Excel

Wordで最終保存日時を表示させる方法をご紹介しました。

同じことをExcelで行うにはどうすればいいのか、とご質問をいただきました。
最終更新日時を表示させたいのだが何と言うワークシート関数を使えばいいのか、というご質問をいただくこともあります。

[関数の挿入]ダイアログやヘルプを相当探す方も少なくないようですが、残念ながらブック(ファイル)の最終保存日時(最終更新日時)を取得するワークシート関数は、用意されていないようです。

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しかし、Excel VBAのWorkbookオブジェクトに、ファイルのプロパティを取得するBuiltinDocumentPropertiesプロパティが用意されていますから、ユーザー定義関数を作ってしまえば、ワークシート上にそのファイルの最終保存日時を表示させることが可能になります。

▼ファイルの最終更新日時を取得するユーザー定義関数
Function LastSaveTime()
 Application.Volatile
 LastSaveTime = _
   ThisWorkbook.BuiltinDocumentProperties("Last Save Time").Value
End Function

上記のコードをVBE(Visual Basic Editor)を起動して標準モジュールに貼り付ければ、通常のワークシート関数と同様に使えるようになりますから、最終更新日時を表示させたいセルで「=LastSaveTime()」と入力してください。そのままではシリアル値が表示されるので、[セルの書式設定]ダイアログで適切な表示設定を行ってください。

「ThisWorkbook.BuiltinDocumentProperties("Last save time").Value」だけで最終更新日時は取得できますが、シート上でなんらかの変更があったときに再計算をさせるためにVolatileメソッドを使っています。

「ThisWorkbook.BuiltinDocumentProperties("Last save time").Value」は、「ThisWorkbook.BuiltinDocumentProperties.Item(12).Value」としても最終更新日時を取得できます。

関連語句
自作関数,ファイルの最終更新日時を取得したい
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