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Python in Excelではimport文とインポートしたモジュールを使うコードの位置に要注意

動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Excelバージョン 2309(ビルド16818.20000クイック実行)

2023年8月時点でベータ版の、「Python in Excel」のバージョンが「3.9.16」であることを記事にしました。

この記事の中で、標準ライブラリのsysモジュールをインポートして使用したわけですが、import文とインポートしたモジュールを使う際には、注意が必要です。

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import文とインポートしたモジュールを使うコードは別セルでもOK

先の記事では同じセルの中に、

import sys
sys.version

import文と、sysモジュールを使ったコードをと書きましたが、これらは別のセルでも構いません。

例えば、C3セルに

import sys

だけを書いて、

C5セルやE3セルに

sys.version

だけを書いても、下図のように結果が出力されます。

インポートしたモジュールを使うコードは右下方向にないとダメ

ところが、A3セルやC1セルに「sys.version」と書いた場合には、下図のようにエラーが発生してしまいます。

import文の右下方向のセルでしか、importしたモジュールを利用できないということです。

また、こういったエラーが発生しているときには、[診断]作業ウィンドウにどのようなエラーなのかが下図のように表示されます。

A3セルとC1セルで、エラー

NameError: name 'sys' is not defined

が発生していることを教えてくれます。
このNameErrorは、通常のPythonでimportせずにいきなりsysモジュールを使ったコードを実行したときと同じです。

上図は拙著『VBAユーザーのためのPython超入門』でも多用している、IDLEのShellウィンドウでimport文なしで「sys.version」をいきなり実行したときの様子です。

最終更新日時:2023-09-07 12:43

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