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「Python in Excel」のimport済ライブラリの確認方法

動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Excelバージョン 2309(ビルド16818.20000クイック実行)

現時点でベータ版の「Python in Excel」では、いくつかのライブラリが事前にインポートされています。

それらのライブラリは、セル内にimport文を書かなくても使用できます。

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Python in ExcelでNumPyを使うサンプル

Python人気を支える根幹的なライブラリ「NumPy」は、「Python in Excel」ではimport文を書くことなく使えるライブラリの1つです。

たとえば、Pythonモードのセル

np.array([[1, 2, ], [3, 4, ]])

とNumPyを使ったPythonのコードを書いて[Ctrl]+[Enter]で確定すると、下図のようにndarrayが返されます。

出力をショートカットキー[Ctrl]+[Alt]+[Shift]+[M]などで「Excelの値」に変換すると、下図のようにデータがスピルして表示されます。

Python in Excelでpandasを使うサンプル

「pandas」も、「Python in Excel」ではimport文を書くことなくいきなり使えます。

pd.DataFrame([[1, 2], [3, 4]])

を実行すると、下図のようにpandasのDataFrameが返されます。

こちらも「Excelの値」に変換すると、下図のようにスピルします。

import済ライブラリを確認するには

これらのimport済みのライブラリは、以下の操作で簡単に確認できます。

▼操作方法:「Python in Excel」のimport済ライブラリを確認する
[数式]タブ
 -[Python]
  -[初期化]ボタンを押す

[数式]タブ上の[初期化]ボタンをクリックすると、

下図のような[Initialize]作業ウィンドウが表示され、

ここでimport済ライブラリとその別名を確認できます。

# The following import statements are pre-loaded.

import numpy as np
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
import statsmodels as sm
import seaborn as sns
import excel

現時点では、このpre-loadedライブラリは変更できませんが、いずれはユーザーが自分で指定できるようになるのではないかと思います。

Microsoftの公式ページ「Open-source libraries and Python in Excel」には、[Initialize]作業ウィンドウに関して、

This task pane is currently read-only and shows the initialization settings for your Python in Excel runtime.

と記載されています。

最終更新日時:2023-09-14 13:58

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