このサイト・インストラクターのネタ帳では、ExcelよりもGoogleスプレッドシートの便利な機能として、CONTINUE関数について何度か触れています。
- 重複データを削除するGoogleスプレッドシートのUNIQUE関数
- Excelにも欲しいCSVデータを分割するSPLIT関数&CONTINUE関数
- Excelより便利な行列・縦横を入れ替えるGoogleスプレッドシートのTRANSPOSE関数
配列の形で結果を返す関数が入力されたときに、先頭のセルにだけは本来の関数が入力され、他のセルにはCONTINUE関数が自動的に入力され、残りのデータをセルに返してくれる、とても便利な関数で、是非Microsoftの看板ソフトExcelでも実装して欲しいと思ってきた関数です。
CONINUE関数が新バージョンでは使えない
そんな、とても便利なCONTINUE関数が、実は、新しいGoogleスプレッッドシートでは使えません。
2014年4月現在、Googleスプレッッドシートは新しいバージョンに移行中です。CONTINUE関数は、その新バージョンのGoogleスプレッッドシートで使えないのです。
「新しい Google スプレッドシートでサポートされていない機能」というページでも、CONTINUE関数は使えないということが明記されています。
新しいGoogleスプレッッドシートで、例えば、TRANSPOSE関数を使うとどうなるかというと、TRANSPOSE関数が入力されて、旧バージョンの場合にCONINUE関数が自動的に入力されたその他のセルには、結果の値だけが入力されるようになっています。(値しか入力されないのは残念ですが、それでもExcelのTRANSPOSE関数より、ずっと扱いやすいと感じます。)
CONTINUE関数を使いたい場合
新しいGoogleスプレッッドシートに移行済みの方で、CONTINUE関数を使いたいという場合、2014年4月時点では「g.co/oldsheets」というURLから、旧バージョンのGoogleスプレッドシートを利用することができます。
この旧バージョンがどれくらい提供され続けるかは未知数ですが、少なくとも有償のGoogle Apps for Businessユーザーには、当面は提供されるのではないかと考えています。
CONTINUE関数が存在することを前提にワークシートを作っているGoogle Apps for Businessユーザーも少なくないはずです。有償ユーザーの声を無視することは、さすがに難しいのではないかと思っています。
無償ユーザーのほうはホントに未知数だと思います。当面は有償ユーザーのおこぼれ的な形で使えるのではないかと思いますが...。
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