全体のボリュームを抑えるために、拙著『VBAユーザーのためのPython超入門』では取り上げなかった、他の入門書では見かけることの多い組み込み関数がいくつかあります。
その代表がinput関数です。VBAのInputBox関数と似た役割をするのが、Pythonのinput関数です。
VBAのInputBox関数を使ったサンプル
VBAで以下のSubプロシージャを実行すると、
何か入力してね>>
と表示されたインプットボックスが現れ、例えば「abc」と入力すれば、
「abcが入力されました。」
と、イミディエイトウィンドウに出力されます。
Sub InputBox関数の基本()
Dim txt As String
txt = InputBox("何か入力してね>>")
Debug.Print txt & "が入力されました。"
End Sub
Dim txt As String
txt = InputBox("何か入力してね>>")
Debug.Print txt & "が入力されました。"
End Sub
Pythonのinput関数を使ったサンプル
似たようなスクリプトを、Pythonのinput関数で作ってみましょう。
txt = input('何か入力してね>>')
print(txt, 'が入力されました。')
print(txt, 'が入力されました。')
IDLEで、ショートカットキー[F5]を使って上記のスクリプトを実行すると、
何か入力してね>>
というメッセージがShellウィンドウに表示され、「abc」と入力すれば、
「abc が入力されました。」
と出力されます。
コードの実行中に、データをユーザーに入力してもらうという面で、VBAのInputBox関数とPythonのinput関数は似ています。
拙著では、変数への代入をスクリプト内で行っていますが、input関数を使って実行中に入力する形に変更してみてください。
最終更新日時:2023-09-06 10:37
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