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計算式が自動的に変更されないように−名前を利用する

対象:Excel2002, Excel2003, Excel2007

リストオートフィル機能が有効な場合に、計算式が勝手に変更される可能性があることをご紹介しました。

リストオートフィルは、個々のPCで設定変更を行う必要があり、複数の人が同じファイルを利用する場合など、すべてのPCの設定変更を行うのは現実的に難しいということもあります。

設定変更をせずにリストオートフィル機能が有効であっても、計算式が自動的に変更されないようにしたいという要望も当然出てきます。

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その方法をご紹介しましょう。

▼操作概要:リストオートフィル機能有効時にも数式が自動的に変更されないようにする

計算式内で名前を利用する

名前を定義して、計算式内でその名前を使ってやれば、リストオートフィルが有効であっても、計算式が自動的に変更されることはありません。

▼サンプルファイル(003446.xls 15KByte)ダウンロード

サンプルファイルの「名前を使用」シートでは、B2:B7セルに「上期」、B8:B13セルに「下期」という名前を定義して、B14セルには「=SUM(上期)」、B15セルには「=SUM(下期)」という計算式を入力してあります。

「名前未使用」シートは、前回ご紹介したシートを残してあるものです。

リストオートフィル機能がOnの状態のまま、「名前未使用」シートでB2セルから順番にデータを入力していくとB14セルに計算式が自動的に変更されること、「名前を使用」シートのB2セルから順番にデータを入力していった場合には、計算式が自動的に変更されないことをご確認ください。

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