「word vba 保存せずに閉じる」
「保存しないで閉じる VBA WORD」
といった検索で時折アクセスがあります。
Word VBAを使って、開いているWord文書を保存せずに閉じるには、どのようなコードを書けばいいのかを調べていらしたのでしょう。
拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1): Document・Range・Selectionの基本編』の、「2-4. Documentの特徴的なメソッド」で紹介しているDocument.Closeメソッドを使えば、保存しないで閉じることもできます。
アクティブ文書を閉じるサンプルマクロ
以下のWordマクロを実行すると、アクティブなWord文書が保存せずに閉じられます。
ActiveDocument.Close SaveChanges:=False
End Sub
拙著の「2-1. ActiveDocumentでアクティブ文書を取得する」で解説しているActiveDocumentプロパティで、アクティブな文書を表すDocumentオブジェクトを取得し、Document.Closeメソッドの引数SaveChangesに、Falseを指定することで、
アクティブ文書を保存しないで閉じています。
開いている文書を順番に閉じるサンプルマクロ
以下のWordマクロを実行すると、開いているWord文書がすべて保存せずに閉じられます。
Dim doc As Document
For Each doc In Documents
doc.Close SaveChanges:=False
Next
End Sub
拙著の「2-5. DocumentsはDocumentのコレクション」で解説しているDocumentsプロパティで開いている全Word文書を表すDocumentsコレクションを取得して、For Each~Nextループで順番に単独のDocumentオブジェクトを取得し、先ほどと同じくDocument.Closeメソッドの引数SaveChangesに、Falseを指定することで保存せずに閉じています。
最終更新日時:2024-02-01 19:47
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