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PowerPoint VBAでグラフの値を変更する

動作検証バージョン:Windows版PowerPoint(バージョン1907 ビルド11901.20176)

「powerpoint VBA グラフの値 変更」
という検索キーワードでのアクセスに気が付きました。

参考になりそうな、シンプルなサンプルをご紹介しておきます。

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グラフの値を変更するサンプルマクロ

アクティブプレゼンテーションの、先頭スライドのコンテンツプレースホルダーにグラフを作成した状態で、以下のSubプロシージャを実行してください。

Sub グラフの値を変更する()
 Dim cht As Chart
 Set cht = ActivePresentation.Slides(1).Shapes(2).Chart
 cht.ChartData _
   .Workbook.WorkSheets(1).Range("B2").Value = 10
End Sub

下図のように「カテゴリ1」の「系列1」のデータが10に変更されます。

グラフの値を変更するためのオブジェクトモデル

PowerPoint VBAで、グラフのデータはChartDataオブジェクトを利用して操作できます。

ChartDataオブジェクトに用意されているWorkbookプロパティを使うと、Workbookオブジェクトを取得できます。

オブジェクトブラウザでは「As Object」と定義されていますがローカルウィンドウで確認すればWorkbookオブジェクトが返されることを確認できます。

Workbookオブジェクト以下のオブジェクトは、Excel VBAのオブジェクトモデルをご存知の方ならおなじみの階層構造です。

PopwerPointからVBEを表示して、オブジェクトブラウザで「workbook」を検索しても、ChartDataオブジェクトのWorkbookプロパティしか見つかりませんけれど、

上記のコードで問題なく動作します。

オブジェクトブラウザでは表示されないWorkbookオブジェクト以下のオブジェクトも、拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』でも多用しているローカルウィンドウを使えば、下図のとおり確認できます。

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