LibreOffice Calcのブール値とExcelの論理値の挙動が微妙に異なることを、記事にしました。
(実務でこういったことをするケースは多く無さそうですが)ブール値に空白文字列を連結したときの結果も、Excelの場合と異なります。
Excelで論理値に空白文字列を連結する
Excelの場合、A1セルに論理値TRUEを入力しておいてから、B1セルに空白文字列を連結する式「=A1 & ""」を入力すると、B1セルには左揃えで「TRUE」と表示されます。
A1セルに論理値FALSEを入力したときは、もちろん「FALSE」と表示されます。
論理値を直接入力するのではなく、「=(1=1)」「=A1=A2」などの論理式をA1セルに入力した場合も、同様の結果となります。
このB1セルの値は、左揃えで表示されているので文字列です。念のためTYPE関数を使って確認しても「2」が返されます。
LibreOffice Calcでブール値に空白文字列を連結する
一方LibreOffice Calcの場合、A1セルに論理値TRUEを入力しておいてから、B1セルに空白文字列を連結する式「=A1 & ""」を入力すると、B1セルには「1」が左揃えで表示されます。
A1セルがFALSEならB1セルに「0」と表示されます。
Excelの論理値も数値として扱うことができますが、LibreOffice Calcのブール値のほうが、より数値的な挙動をするなぁと感じます。
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