LibreOffice Calcのブール値は、基本的にはExcelの論理値と同じデータ型ですが、挙動が微妙に異なる部分があります。
Calcのブール値は右揃え
Excelの論理値(TRUE・FALSE)は、中央揃えで表示されるのに対し、
LibreOffice Calcのブール値は、下図のとおりセル内の右揃えで表示されます。
Excelの論理値が中央揃えであることに慣れていると、少々違和感を覚えますが、ブール値が数値データとして扱い得る型であることを考えると、日時データが右揃えになるのと統一感があり良さそうにも思えます。
Calcのブール値は表示形式を設定できる
Excelの論理値は、[セルの書式設定]ダイアログ-[表示形式]タブなどから表示形式を設定することができません。
一方LibreOffice Calcの場合は、[セルの書式設定]ダイアログ-[数値]タブで、どのように表示するかを設定できます。
「0」を入力しておいてから[セルの書式設定]ダイアログ-[数値]タブ-[カテゴリー]欄で「ブール値」を選択すれば、
FALSEになります。
Excelの場合も0だけがFALSEで、他の数値はTRUEと見なされます。この様子がLibreOffice Calcのほうが確認しやすくなっています。
式にしたときの挙動が異なる
Excelの場合、
=TRUE
とセルに入力したときでもセルにTRUEと表示されます。
一方LibreOffice Calcの数式バーで(がんばって)、
=TRUE
と入力しても、
確定すると、
=1
と変換されます。
最終更新日時:2020-02-01 18:05
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