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対象:Excel 2010, Excel 2013, Windows版Excel 2016

Applicationプロパティ

標準モジュールに書かれる一般的なプロシージャで、変数宣言部以外で「オブジェクト名」が書かれることはまれで、多くの場合コードに書かれているのはプロパティやメソッドであることを、拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』でも書きました。

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コードに書かれているのがプロパティ・メソッドであることはアイコンで確認できる

このことは、コーディング時に表示される自動メンバー表示のアイコンを確認すれば、一目瞭然です。

Rangeプロパティ

上図のとおり「Range」に表示されているのは、プロパティのアイコンで、オブジェクトのアイコンではありません。

コードに書かれているApplicationもプロパティ

コードに書かれている「Range」が、オブジェクト名ではなくプロパティであることを、とりあえず納得しても「Application」は、プロパティではなくオブジェクト名なのではないか、と考えてしまう方が少なくありません。

コードに書かれている「Application」も、もちろんプロパティです。

Applicationプロパティ

コードに書かれているApplicationがプロパティであることをアイコンで確認する

これもコーディング中のアイコンを確認すれば一目瞭然です。
▼操作手順:Applicationのアイコンを確認する
コードウィントウで「app」を入力
 ↓
[Ctrl]+スペースを押してメンバー表示を行う

上記の操作を行うと、下図のようになります。

Applicationプロパティ

「Application」の前に表示されているのは、やはりプロパティのアイコンであって、オブジェクトのアイコンではありません。

変数宣言部のApplicationはオブジェクト名

もちろんApplicationの場合も、変数宣言部にかかれているのはオブジェクト名です。
  Dim app As Application
の「Application」を入力するときのアイコンが、オブエジェクトのアイコンであることを、ご自分の手を動かして確認することをおすすめします。

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