標準モジュールに書かれる一般的なプロシージャで、変数宣言部以外で「オブジェクト名」が書かれることはまれで、多くの場合コードに書かれているのはプロパティやメソッドであることを、拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』でも書きました。
コードに書かれているのがプロパティ・メソッドであることはアイコンで確認できる
このことは、コーディング時に表示される自動メンバー表示のアイコンを確認すれば、一目瞭然です。
上図のとおり「Range」に表示されているのは、プロパティのアイコンで、オブジェクトのアイコンではありません。
コードに書かれているApplicationもプロパティ
コードに書かれている「Range」が、オブジェクト名ではなくプロパティであることを、とりあえず納得しても「Application」は、プロパティではなくオブジェクト名なのではないか、と考えてしまう方が少なくありません。
コードに書かれている「Application」も、もちろんプロパティです。
コードに書かれているApplicationがプロパティであることをアイコンで確認する
これもコーディング中のアイコンを確認すれば一目瞭然です。コードウィントウで「app」を入力
↓
[Ctrl]+スペースを押してメンバー表示を行う
上記の操作を行うと、下図のようになります。
「Application」の前に表示されているのは、やはりプロパティのアイコンであって、オブジェクトのアイコンではありません。
変数宣言部のApplicationはオブジェクト名
もちろんApplicationの場合も、変数宣言部にかかれているのはオブジェクト名です。
Dim app As Application
の「Application」を入力するときのアイコンが、オブエジェクトのアイコンであることを、ご自分の手を動かして確認することをおすすめします。
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