Excelに限らず、どんなアプリケーションでも、自分好みの設定があるものです。
私の場合、新規ブックのシート枚数は1枚で、[Enter]キーを押したときにアクティブセルは移動せず、セル上書き時の確認メッセージは非表示で、オートコンプリートはOffで、URLを入力したときにハイパーリンクを自動的に設定しないようにします。
必ず設定する項目は、それほど多くはありませんが、仕事柄Excelは2003・2007・2010・2013と複数のバージョンが入っており、全バージョンに対して上記の設定を手作業でやると、ちょっと面倒です。
そのために上記のようなExcelの環境設定を行うマクロを作成して、インストール直後に実行しています。
Excelインストール直後の環境設定を行うサンプルマクロ
そんな環境設定用マクロをご紹介しておきます。
Sub Excelの環境設定を行う()
With Application
' 新規ブックのシート枚数を1枚にする
.SheetsInNewWorkbook = 1
' Enter後にアクティブセルを移動しないように
.MoveAfterReturn = False
' セル上書き時に確認メッセージを表示しないように
.AlertBeforeOverwriting = False
' オートコンプリートをOffに
.EnableAutoComplete = False
' ハイパーリンクを自動的に設定しないように
.AutoFormatAsYouTypeReplaceHyperlinks = False
End Sub
ループ処理も条件分岐も何もない、ただ設定項目が並んでいるだけのマクロです。
設定項目が多い方ほど便利なはずです。自分用の環境設定マクロを作ってみてはいかがでしょう。
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