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pywin32・win32comでPowerPointファイルを保存する

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit PowerPoint(バージョン2206 ビルド15330.20264 Microsoft Store)+ Python 3.8.3 + pywin32 228

「python win32com powerpoint保存」
という検索キーワードでアクセスがありました。

pywin32・win32com.clientを使って、PowerPointファイルの保存をPythonから行うには、どのようなコードを書けばいいのかを探していた方による検索でしょう。

PowerPointファイルを名前を付けて保存する

Cドライブにtempフォルダーを用意しておいてから、PowerPointを起動し、新規プレゼンテーションファイルが1つだけ開かれている状態で、以下のコードを実行してください。

import win32com.client

pp_app = win32com.client.GetObject(Class='PowerPoint.Application')
prs = pp_app.ActivePresentation
prs.SaveAs(r'C:\temp\sample.pptx')

開いていた新規プレゼンテーションファイルが、Cドライブのtempフォルダーにsample.pptxとして保存されます。

PowerPoint.PresentationのSaveAsメソッドを、

pywin32・win32com.clientを経由してPythonから実行しているコードです。

PowerPoint VBAの、

Dim prs As Presentation
Set prs = ActivePresentation
prs.SaveAs("C:\temp\sample.pptx")

と実質的に同じコードです。

PowerPointファイルを上書き保存する

上書き保存するのならば、Presentation.Saveメソッドを使ってください。

先ほどのコードを実行後に、以下のコードを実行すると、先頭スライドの1つ目のShapeに文字列「サンプル文字列」が追加され、上書き保存されます。

prs.Slides(1).Shapes(1).TextFrame.TextRange.Text = 'サンプル文字列'
prs.Save()

PowerPoint VBAの、

prs.Slides(1).Shapes(1).TextFrame.TextRange.Text = "サンプル文字列"
prs.Save

と実質的に同じですが、PythonですからSaveの直後に「()」が必須です。

prs.Save()
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