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pywin32・win32com.clientでPowerPointの図形サイズを変更する

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit PowerPoint(バージョン2101 ビルド13628.20448 Microsoft Store)+ Python 3.8.3 + pywin32 228

「python win32com powerpoint 図形 サイズ 変更」
といった検索キーワードで、このサイト『インストラクターのネタ帳』へアクセスがありました。

pywin32・win32comを使って、プレゼンテーションファイルに存在する図形のサイズを変更するには、どのようなコードを書けばいいのかを探していた方による検索です。

PowerPointの図形サイズを変更するサンプル

PowerPointを起動し、図形の存在する先頭スライドがアクティブな状態で、以下のスクリプトを実行してみてください。

import win32com.client

pp_app = win32com.client.GetObject(Class='PowerPoint.Application')
sld = pp_app.ActivePresentation.Slides(1)

shp = sld.Shapes(1)
shp.Height = 100
shp.Width = 100

先頭スライドに存在する1つ目の図形のサイズが、変更される様子が観察できるでしょう。

サンプルスクリプトで行っている処理について

最初の2行、

import win32com.client

pp_app = win32com.client.GetObject(Class='PowerPoint.Application')

は、win32com.clientを利用するPython特有のコードですが、残りの、

sld = pp_app.ActivePresentation.Slides(1)

shp = sld.Shapes(1)
shp.Height = 100
shp.Width = 100

は、PowerPoint VBAのコードと、ほとんど同じです。

PowerPoint VBAであれば、以下のようなコードです。

Dim sld As Slide
Set sld = ActivePresentation.Slides(1)

Dim shp As Shape
Set shp = sld.Shapes(1)
shp.Height = 100
shp.Width = 100


COMアプリケーションであるPowerPointへの参照を取得した後は、どの言語から操作する場合も、似たようなコードになります。

PowerPoint VBAに慣れていない方の場合、拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』等を参考にしていただきつつ、まずPowerPointから表示したVBE(Visual Basic Editor)で、PowerPointマクロを書いて、それをpywin32・win32comのコードに微修正するほうが、結局は楽ではないかと私は考えます。

最終更新日時:2021-03-01 18:29

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