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Excel VBAでPowerPointをスライドマスター表示にする

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Excel & PowerPoint(バージョン2211 ビルド15831.20190 Microsoft Store)

「ExcelVBA パワポ スライドマスターを開く」
という検索キーワードでアクセスがありました。

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PowerPointをスライドマスター表示にするサンプルマクロ

何らかのPowerPointプレゼンテーションファイルを開いた状態で、以下のExcelマクロを実行してください。

Sub PowerPointをスライドマスター表示にする()
On Error GoTo ErrHandl

 Const ppViewMasterThumbnails = 12

 With GetObject(Class:="PowerPoint.Application")
  .ActiveWindow.ViewType = ppViewMasterThumbnails
 End With

Exit Sub
ErrHandl:
 Select Case Err.Number
  Case 429
   MsgBox "PowerPointが起動していないようです。"
  Case -2147188160
   MsgBox "PowerPointファイルが開かれていないようです。"
  Case Else
   MsgBox Err.Description & vbCrLf & Err.Number
 End Select
 Err.Clear
End Sub

開かれていたPowerPointが、スライドマスター表示になります。

なお、上記のマクロには「Excel VBA」と呼べる箇所はありませんから、VBAが使える環境ならどこからでも実行できます。

サンプルマクロで行っている処理

VBAのGetObject関数を使って、起動しているPowerPoint.Applicationへの参照を取得した後の、

With GetObject(Class:="PowerPoint.Application")

スライドマスター表示にしている以下の部分は、

 .ActiveWindow.ViewType = ppViewMasterThumbnails

実質的にPowerPoint VBAのコードです。

PowerPoint.ApplicationオブジェクトのActiveWindowプロパティで、

 .ActiveWindow.ViewType = ppViewMasterThumbnails

PowerPoint.DocumentWindowオブジェクトを取得して、ViewTypeプロパティに

 .ActiveWindow.ViewType = ppViewMasterThumbnails

定数ppViewMasterThumbnailsを設定することで

 .ActiveWindow.ViewType = ppViewMasterThumbnails

スライドマスター表示にしています。

ただし、PowerPointへの参照設定が行われていなければppViewMasterThumbnailsでコンパイルエラーになってしまいますから、事前に定数を宣言しています。

 Const ppViewMasterThumbnails = 12
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