「python 数値 エクセル書き込み」
という検索キーワードをキッカケにして、OpenPyXLを使ってExcelに数値を書き込むスクリプトをご紹介しました。
xlwingsを使った場合も確認しましょう。
xlwingsでセルに数値を入力するサンプル
xlwingsを使う場合、以下のようなスクリプトで、セルに数値を入力できます。
wb = xlwings.Book(r'C:\temp\org.xlsx')
sht = wb.sheets[0]
sht.range('A1').value = 1000
sht.range((2, 1)).value = 2000
sht.cells(3, 1).value = 3000
Cドライブのtempフォルダーにorg.xlsxブックを用意しておいてから上記のスクリプトを実行すると、
sht = wb.sheets[0]
で取得した先頭ワークシートの、
A1セルに「1000」
A2セルに「2000」
A3セルに「3000」
がそれぞれ書き込まれ、news.xlsxブックとして保存されます。
Excel VBAに似たコード
数値の入力を行っている
sht.range('A1').value = 1000
と、
sht.cells(3, 1).value = 3000
は、Excel VBAに似たコードです。
これらは、それぞれExcel VBAの、
sht.Range("A1").Value = 1000
sht.Cells(3, 1).Value = 3000
に相当すると考えていいでしょう。
cellsで単独のセルを取得する
xlwingsのSheet.cellsプロパティについてドキュメントには、
Returns a Range object that represents all the cells on the Sheet (not just the cells that are currently in use).
と書かれているだけで、個々のセルを取得できる件は記述がありませんが、上記のようなコードで個々のセルを取得できます。
xlwingsのrangeはExcel VBAのRange.Item的に使える
xlwingsのrangeを使ってA2セルに「2000」を入力している
sht.range((2, 1)).value = 2000
は、Excel VBAでは見ない形のコードですが、公式ドキュメントにも掲載されています。
- 『Excel VBAユーザーのためのPythonプログラミング入門』発売に
- 拙著で紹介しているBooks/Bookが持つプロパティとメソッドの一覧
- 拙著で紹介しているSheets/Sheetが持つプロパティとメソッドの一覧
- 拙著で紹介しているRangeが持つプロパティとメソッドの一覧
最終更新日時:2023-10-13 11:40
- Newer:InputBox関数の戻り値の型
- Older:論理値(TRUE・FALSE)をカウントしたい
Home » Python » xlwingsの使い方 » xlwingsでセルに数値を入力する-Range.valueプロパティ