「vbs powerpoit Shapes AddTable 表の名前」
という検索キーワードでアクセスがありました。
VBScriptで、PowerPointに表を作成して、表の名前を設定する方法を探していらしたのでしょうか。
PowerPointのオブジェクトモデルは階層が深いので、いきなりVBScriptのコードを書くよりも、まずはVBAで確認することをおすすめします。
また、「表の名前」と表現されているのが何なのか、この検索キーワードだけでは断定できませんけれど、ショートカットキー[Alt]+[F10]などで表示できる[選択]ウィンドウに表示される名前かなと、
想像しています。
表を挿入して名前を設定するサンプルマクロ
以下のSubプロシージャを実行すると、アクティブプレゼンテーションの先頭の新規スライドに4行×2列の表が挿入され、「プロシージャで設定した名前です」という名前に変更されます。
Dim sld As Slide
Set sld = ActivePresentation.Slides.Add(Index:=1, Layout:=ppLayoutTable)
sld.Select Dim shp As Shape
Set shp = sld.Shapes.AddTable(NumRows:=4, NumColumns:=2)
shp.Name = "プロシージャで設定した名前です"
End Sub
PowerPointで[選択]スライドを表示した状態で、上記のSubプロシージャを拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』でも多用しているステップ実行してみてください。
先頭にスライドが挿入され、
Set sld = ActivePresentation.Slides.Add(Index:=1, Layout:=ppLayoutTable)
挿入された先頭スライドが選択され、
sld.Select
4行×2列の表が挿入され、
Set shp = sld.Shapes.AddTable(NumRows:=4, NumColumns:=2)
名前が設定される様子を確認できます。
shp.Name = "プロシージャで設定した名前です"
TableオブジェクトはNameプロパティを持たない
「vbs powerpoit Shapes AddTable 表の名前」
と検索なさった方は、PowerPoint VBAのTableオブジェクトにNameプロパティが用意されていると、考えていらしたような気もしますが、違います。
オブジェクトブラウザーを確認すればわかるとおり、
PowerPointのTableオブジェクトに、Nameプロパティは存在しません。
そもそもPowerPointのスライド上のすべての操作対象は、Shapeオブジェクトです。
ShapeオブジェクトのNameプロパティで、
[選択]ウィンドウに表示される名前を、取得・設定できます。
表を含むShapeの場合も、この考え方は同じです。
最終更新日時:2019-07-29 12:45
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