「python wb.sheetnames」
といった検索で、時折アクセスがあります。
OpenPyXLについて紹介しているWebページ等で見かける、「wb.sheetnames」というコードについて調べていらしたのではないかと想像しています。
あるいは、少し前に出版された書籍等に掲載されているOpenPyXLのサンプルを実行したところ、
DeprecationWarning: Call to deprecated function get_sheet_names (Use wb.sheetnames).
メッセージが表示されたのかもしれません。
OpenPyXLではWorkbookを代入する変数にwbがよく使われる
この「wb」は、OpenPyXLでブックを表すWorkbookオブジェクトを代入する変数の場合によく使われる名前です。
OpenPyXL公式サイトで「wb」を検索してみると、複数のページがヒットします。
ですからOpenPyXLのコード「wb.sheetnames」は、ブックの全シート名をリストの形で返してくれるWorkbookオブジェクトのsheetnames属性を呼んでいるコードということになります。
wb.sheetnamesのサンプル
以下のスクリプトを実行した場合は、
import openpyxl
wb = openpyxl.Workbook()
print(wb.sheetnames)
メモリー上に新規ブックを表すWorkbookオブジェクトが作成されて変数wbに代入され、シート名「Sheet」が、
['Sheet']
とリストの形で出力されます。
変数wbにWorkbookを代入して使用するサンプル
以下のスクリプトを実行した場合、
import openpyxl# ブックの新規作成
wb = openpyxl.Workbook()
print(wb.sheetnames)# シートの挿入
wb.create_sheet()
print(wb.sheetnames)# シートのコピー作成
# シートの削除
wb.copy_worksheet(wb.worksheets[-1])
print(wb.sheetnames)
wb.remove(wb['Sheet'])
print(wb.sheetnames)
以下のように出力されます。
['Sheet']
['Sheet', 'Sheet1']
['Sheet', 'Sheet1', 'Sheet1 Copy']
['Sheet1', 'Sheet1 Copy']
OpenPyXLではWorksheetを代入する変数にwsがよく使われる
「ws」も、OpenPyXLでよく見かける変数名で、こちらはワークシートを表すWorksheetオブジェクトを代入する際によく使われます。
「wb」「ws」も「w」で始まるため、うっかり読み間違えることがあり、Workbookオブジェクトを代入する変数名として、私個人としては、「wb」ではなく「bk」等が好みです。
Workbookオブジェクトを代入する変数をbkとした場合、先ほどのスクリプトは以下のとおりです。
import openpyxl# ブックの新規作成
bk = openpyxl.Workbook()
print(bk.sheetnames)# シートの挿入
bk.create_sheet()
print(bk.sheetnames)# シートのコピー作成
# シートの削除
bk.copy_worksheet(bk.worksheets[-1])
print(bk.sheetnames)
bk.remove(bk['Sheet'])
print(bk.sheetnames)
最終更新日時:2023-05-23 04:20
- Newer:xlwingsで最終行番号を取得する-Sheet.used_range.last_cell.row
- Older:globモジュールではなくpathlibでもファイルのフルパスを再帰的に取得できる
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