Word VBAのコードを自力で書けるためには、Rangeオブジェクトを理解している必要があります。
『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1)』のサブタイトルは、最終的に『Document・Range・Selectionの基本編』としましたが、執筆段階では『Rangeオブジェクトの基礎』にしようかと考えていたほどです。
そんなWordのRangeを理解する難易度を上げる要因として、Rangeオブジェクトを返すプロパティ・メソッドが、多数存在していることがあげられます。本シリーズの中でも、そういったプロパティ・メソッドが、あちこちの節に登場します。
というわけで、戻り値がRangeオブジェクトと定義されているプロパティ・メソッドを一覧にしておきます。
オブジェクト | プロパティ・メソッド | 節 |
---|---|---|
Bookmark | Rangeプロパティ | 8-1, 8-2, 12-3 |
Cell | Rangeプロパティ | 10-3 |
Characters | Itemメソッド | 3-6 |
Document | Rangeメソッド | 3-2, 8-2, 12-1, 14-3 |
Paragraph | Rangeプロパティ | 6-3 |
Row | Rangeプロパティ | 13-3 |
Selection | GoToメソッド | 7-7 |
GoToNextメソッド | 7-7, 8-2 | |
GoToPreviousメソッド | 7-7 | |
Rangeプロパティ | 7-4 | |
Sentences | Itemメソッド | 3-8 |
Table | Rangeプロパティ | 9-6 |
Words | Itemメソッド | 3-7 |
Word VBAの学習がある程度進んだ段階で、戻り値がRangeオブジェクトのプロパティ・メソッドのみまとめて復習することは、Word VBAの理解を深めてくれると、私は確信しています。
最終更新日時:2021-07-13 11:01
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