『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1):Document・Range・Selectionの基本編』を出して、1カ月が経過しました。
『VBAユーザーのためのPython超入門』につづく2冊目のキンドル本で、執筆・編集にどれくらいの時間を要したのか、まとめておきます。
年月 | 時間 | 累計 |
---|---|---|
2020年 8月 | 8.5 | 8.5 |
2020年 9月 | 8.5 | 17.0 |
2020年10月 | 1.3 | 18.3 |
2020年11月 | 49.8 | 68.1 |
2020年12月 | 63.0 | 131.1 |
2021年 1月 | 77.5 | 208.6 |
2021年 2月 | 96.4 | 305.0 |
実は2020年8月から10月は、主にExcel本の執筆を進めていたのですが、なかなか納得いく構成がまとまらないこともあり、11月からWord VBA本を本格的に書き始めました。
表を表すTableオブジェクトについても当初は盛り込むつもりでいたのですけれど、電子書籍としてはボリュームが大きくなりすぎてきたため、(1)では、Word VBAのもっとも基本的なオブジェクトDocument・Range・Selectionを扱うこととしました。書き終わってみると、Tableを含まない構成で良かったと感じています。
Microsoft Ofiiceのような高機能なアプリケーションの場合、オブジェクトモデルも当然複雑になり、そのようなオブジェクトモデルの理解は直線的に進むことはあり得ませんから、『VBAユーザーのためのPython超入門』より執筆に時間がかかってしまったのは止むを得ないと考えています。
正直言えば(電子書籍については)もっと簡単に書きあげられないものかなと、いった気持ちもあるのですけれど、そのような内容では「本」と呼べるコンテンツとしてまとめる意義が、私には感じられません。自分の中で既に言語化されているものを他の人にも見える形にする行為が本の執筆ではなく、書くことによって何らかの発見をしたり考えを深めたりしたいと著者である私は思っています。2020年10月まで書いていたExcel本がまとまらなかった原因は、ここにありそうです。
最終更新日時:2021-08-18 16:59
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