「excel vba 罫線 複数選択したセルの外枠のみ」
という、何を求めていらしたのか、判断に迷う検索キーワードに気づきました。
参考になりそうな簡単なマクロを2つご紹介しておきます。
選択範囲の個々のセルに外枠罫線を引くサンプルマクロ
セル範囲を選択しておいて以下のSubプロシージャを実行すると、選択されていた個々のセルに外枠罫線が引かれます。Dim rng As Range
Set rng = Selection
rng.Borders.Weight = xlThick
End Sub
B2:D3セルを選択しておいて上記のSubプロシージャを実行すると、B2:D3セルに下図のような罫線が引かれます。
ただし、こちらは「外枠」ではなく「格子」で検索される方が多いだろうと推測しています。
選択範囲の全体に外枠罫線を引く
セル範囲を選択しておいて以下のSubプロシージャを実行すると、選択されていたセル範囲の全体に外枠罫線が引かれます。Dim rng As Range
Set rng = Selection
rng.BorderAround Weight:=xlThick
End Sub
B6:D7セルを選択しておいて上記のSubプロシージャを実行すると、B6:D7セルに下図のような罫線が引かれます。
「excel vba 罫線 複数選択したセルの外枠のみ」
という検索をなさった方が探していたのは、こちらではないかと推測しています。
Range.BordersとRange.BorderAroundについて
上記の2つのSubプロシージャで罫線を引いている、
rng.Borders.Weight = xlThick
と、
rng.BorderAround Weight:=xlThick
は、よく似ていますが、プロパティとメソッドの違いに注意が必要です。
Borders.Weightはプロパティですから、
rng.Borders.Weight = xlThick
と定数・xlThickを代入しているのに対し、
Range.BorderAroundはメソッドですから、
rng.BorderAround Weight:=xlThick
と引数・Weightに定数・xlThickを指定しています。
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