このサイト「インストラクターのネタ帳」は、アクセスログに残された検索キーワードをトリガーに記事を書くことが、とても多くなっています。
アクセスログの中には、真意をつかみ辛いキーワードもよくあります。
「vba 罫線を引く 左側のみ」
も、そのようなタイプの検索キーワードのひとつです。
VBAで、セルに罫線を引くにはどのようなコードを書けばいいのかを探していらしたのだとは思うのですけれど、
「左側のみ」
と表現されているのがどこなのか、いくつかの可能性が考えられるため、本当のところ何を求めてらしたのかはわかりません。
この記事では、参考になりそうなサンプルマクロを、いくつかご紹介しておきます。
Range.Borders(xlEdgeLeft)を使ったサンプルマクロ
「vba 罫線を引く 左側のみ」
と検索なさった方が期待していた可能性として考えられる1つ目です。
Dim rng As Range
Set rng = Range("B2:F3")
rng.Select
Stop
End Sub
上記のSubプロシージャを、ショートカットキー[F5]で実行すると、B2:F3セルが選択された状態で、ステップ実行モードになります。その状態でもう一度[F5]を押すと、選択されたB2:F3セルの、一番左のセルであるB2:B3の左側にだけ罫線が引かれます。
Range.Borders(xlEdgeLeft)と.Borders(xlInsideVertical)を使ったサンプルマクロ
「vba 罫線を引く 左側のみ」
と検索なさった方が期待していた可能性として考えられる2つ目は以下のようなマクロです。
Dim rng As Range
Set rng = Range("B5:F6")
rng.Select
Stop
rng.Borders(xlInsideVertical).Weight = xlThick
End Sub
上記のSubプロシージャを、ショートカットキー[F5]で実行すると、B5:F6セルが選択された状態で、ステップ実行モードになります。その状態でもう一度[F5]を押すと、B5:F6セルそれぞれの左側に罫線が引かれます。
先のB2:B3セルの左側にだけ罫線を引いた、
rng.Borders(xlEdgeLeft).Weight = xlThick
に、
rng.Borders(xlInsideVertical).Weight = xlThick
が追加されています。
Range.Borders(xlInsideVertical)の動作確認をするサンプルマクロ
ちなみに、Range.Borders(xlInsideVertical)が、どの部分の罫線なのかは、以下のSubプロシージャを実行していただくとわかるでしょう。
Dim rng As Range
Set rng = Range("B8:F9")
rng.Select
Stop
End Sub
「vba 罫線を引く 左側のみ」
と検索なさった方に、この記事がとどきますように。
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