同じ、AMN(アジャイル・メッディアネットワーク)のパートナーブロガーということで、ゆるくつながりのある、WADA-blog(わだぶろぐ)の管理人わださんに、5月6日〜14日に参加された石巻での災害復興ボランティアついて、直接お話しを伺うことができました。
実は私、2010年10月から、シェアハウス・ゲストハウスと呼ばれるところに住んでいます。学生さんやら社会人やら外国人やらいろいろな属性の人が、生活空間を一部共用しながら暮らしています。
実際に住んでみると非常に面白い生活で、Twitterでシェアハウス関連のツイートをしたところ、わださんからシェアハウスについて知りたいといったリプライを受けたりしていました。(わださんがシェアハウス的生活に興味を示すことは、WADA-blog読者の方や、わださんご本人をご存じの方なら、きっと納得していただけるはず。)
私のほうは、わださんがゴールデンウィーク直後に、石巻へ震災復興ボランティアに行くことを知り、これまでのわださんの活動が見事に一つの形になったものだと感じていました。
WADA-blogの基本スタイルは、わださんが興味を持ったものを実際に自分で試してみて、それをレポートしていくものです。これまでは主に、おもしろい商品や楽しいイベントなどについて、読み易く読み応えのあるレポートが行われてきました。
そんなレポート力のあるわださんが、震災復興ボランティアに参加することは二重に意義のあることです。
まず、震災復興ボランティアに参加すること自体が有意義なことです。
そして、その活動をブログを通じて発信することで、個人のリアルなボランティア体験を、多くの人に知ってもらうという意義も生まれます。
これまでのWADA-blogをはじめとする各種サイト運営で培ったノウハウが、震災復興ボランティアでも活かされることに、とても興味を覚えました。
ボランティアから帰っていらしたら、ブログを通じてだけでなく、是非ともわださんご本人から直接お話しを伺ってみたいとも思っていたのです。
シェアハウスに興味を示すわださんと、わださんのボランティア体験を聞いてみたい私の要望を叶えるかのように、ベストなタイミングで私の住むシェアハウスで、とあるパーティが開かれることになりました。シェアハウスに住んでいたドイツ人留学生が帰国することになり、そのサヨナラパーティを開くことになったのです。
わださんにパーティへ来てもらえば、シェアハウス住人やシェアハウスの様子を知ってもらうことができます。ただ食事をしてお酒を飲むだけのパーティよりも、貴重な体験を聞かせてもらうほうがシェアハウス住人にとっても、帰国するドイツ人にとっても有意義なことに感じられました。
そこで急遽、パーティへの参加とボランティア体験トークをお願いし、震災復興ボランティアについて伺うことができた、というわけです。
パーティでは、用意したプロジェクターでわださん撮影の現地の写真をシェアハウスのリビングの壁に投影しながら、30分弱お話ししていただきました。内容的にはWADA-blogの「災害復興ボランティア」をダイジェストしたような形で。
疑問があればすぐにその場で質問でき、ブログでは公開されていない写真も見せていただくこともできました。何よりライブでお話しいただいたわけで、わださんの心の揺らぎなどがリアルに感じられたことがとてもよかったです。
本当にありがとうございました、わださん!
これからWADA-blogで、復興支援ボランティア体験関連の記事を読む方という向けに私の視点からちょっとした補足を。
そもそも石巻が、どのあたりなのかよくわからない、地理関係がわからないという方は、まず以下の記事中にある地図を、縮小したり拡大したりスクロールしたりしてみるといいと思います。位置関係を頭に入れてからいろいろな体験を読むほうが、頭に入ってきやすいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
●復興支援ボランティア体験@石巻(10)日和山公園
●復興支援ボランティア体験@石巻(11)山の上から石巻市全体を眺める
わださんを被災地へ向かわせることになったきっかけ的なものを感じるには、以下の記事がおすすめです。ボランティアをやってみたいという焦りはあるものの、それをどうしたらいいのかわからずにいたところ、自宅でもできるボランティアに参加したことで意思が固まる様子が伺えます。
●災害復興ボランティア参加準備(3)災害ボランティア情報サイト
●災害復興ボランティア参加準備(4)Yahoo!復興支援コンテンツ
ボランティアに参加してみたいという気持ちのある方は、ボランティアに参加した場合の現地ではどんな生活になるのか、食事とかどうなるんだろうと感じる方には以下の記事がおすすめです。
●復興支援ボランティア体験@石巻(7)テント村の一日
●復興支援ボランティア体験@石巻(4)テント村の食生活
「テント村の食生活」記事の中盤に出てくる、ボランティアの方に炊き出しをしているグループって、どういう人たちなんだろうというのが気になっていたのですが、石巻などの方で比較的被害の少なかったような方たちがやってくださっているそうです。
現地ボランティアに参加するにはどんな準備が必要なのかを知るには、以下の記事がとても参考になります。(これらの記事を読んで私は結構ビビりました。)
●災害復興ボランティア参加準備(6)ピースボート緊急支援ボランティア説明会
●災害復興ボランティア参加準備(8)被災地ボランティア説明会
●災害復興ボランティア参加準備(9)被災地ボランティア(泥かき部隊)持ち物リスト
わださんの撮影された写真だけを見たいという方は、以下のFlickrのページで、[Slideshow]ボタンをクリックしてスライドショーを実行してみるといいと思います。
今後わださんは、再度被災地に入ることも考えてらっしゃるようですし、5月30日のツイートによると、ネットに段々増えてきたボランティア体験レポートを一覧できるようなサイトを6月に立ち上げることを計画してらっしゃるようです。
(追記:最初の地震発生から3か月の6月11日に、さまざまな方のボランティア体験レポートを見られる『ボランティア参加体験レポート「復興支援ボランティアにGO!」』を開始してらっしゃいます。)
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