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ピースボート短期現地派遣ボランンティアの持ち物

8月末に、ピースボートの第40次短期現地派遣ボランティアに参加して、宮城県石巻市内のカスカファッションに滞在してきました。

そのときの持ち物についてまとめておこうと思います。

ピースボート災害ボランティアセンターの「持ち物について」ページに、ピースボートの現地派遣ボランティアに参加する方に向けた持ち物情報はまとまっていますが、初めて参加する場合、この情報だけではいろいろと疑問が出てくると思います。

今後、私と同じような形で被災地に入る方に向けて、自分の経験を踏まえ、持ち物について補足事項をまとめておきます。

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食料・食器

2011年8月末の時点では、昼と夜の食事は用意されていました。

昼はおにぎりが2個と唐揚げが1個、夜は幕の内弁当的なお弁当が支給されました。昼と夜については基本的にこれでOKですが、朝食は用意されていません。

普段から朝食抜きだから、OKと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、現地では体力がとても重要です。何等かの朝ごはんを準備していくことをおすすめします。

現地での作業が2-3日の短期の場合には、カロリーメイト的なものでも、まあ、OKでしょう。被災地での作業が7日になる場合は、毎朝カロリーメイトだと味気ないでしょうから、同じチームになった人と相談して、暖かい食事を持っていくほうがいいと思います。

8月末現在、短期ボランティア向けの滞在地となっているカスカファッションにも、カセットコンロは用意されていますから、レトルト食品などを持って行き、お湯で温めていただくことが可能です。そんな朝ごはんにしているグループもありました。

食器類が必要になるかどうかは、基本的には、この朝食をどうするかに関係してきます。

私が参加した2011年8月末と同じ状況が続けば、昼・夜については、食器は要りません。昼はおにぎりですし、夜のお弁当にお箸はついてきました。

朝食で、ちょっと手の込んだものをいただくような場合は、それに見合った食器が必要になります。

私の場合は、朝食はカロリーメイトと紙パックの野菜ジュースにしましたが、暖かいコーヒーが飲みたくなるだろうと思っていたので、インスタントコーヒーとマグカップを持って行き、大正解でした!

おやつ

おやつは必須です!

特に昼食前に、なにがしかの栄養補給は必須です。

私が持って行ったもの、現地調達したもので、よかったものは以下のようなものです。

●塩飴

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普段からランニングなどをしている方には馴染み深いものだと思います。ミネラル分を補給するためのキャンディーです。

水をガンガン飲むことは必須ですが、それだけだと体液のバランスが崩れますから、水分と共にミネラルも補給しましょう。

なお、ハードな作業を担当することになると、汗は、無茶苦茶、かきます。

私は自分の履いている長靴の中に、自分の汗がヒタヒタになるまで溜まるというのを経験しました。

きちんと測ったわけではありませんが、長靴を脱いでひっくりかえすとジャーッと流れ出るくらいでしたから、片方に余裕で100ml以上は汗が溜まっていたはずです。もちろん長靴に溜まったのがこれだけですから、ヤッケの中は完全に汗だく・水浸し状態でした。

●チョコレート

疲れたときには甘いものが欲しくなります。チョコレートも人気でした。

これからの季節は少しずつましになるでしょうけれど、暑さで溶ける可能性もありますから、溶けにくいタイプのチョコレートをおすすめします。

●梅干し

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予想以上に人気だったのが梅干しです。

コンビニなどでも手軽に入手できる、種をぬいた干し梅が大人気でした。

疲れているときには、身体が自然とこういうものを欲するようです。

おやつ類は東京から持参しましたが、初日に予想以上に消費したため、二日目の早朝にコンビニまで出かけて現地で再調達しました。

作業着・服装・下着

ピースボート災害ボランティアセンターのページには
『作業時に着用する服装として「長袖」・「長ズボン」を各自で用意してください。ズボンは綿素材の物が適しています。』
という記述があります。被災地で作業する際には、自分で用意した作業着の上に、ピースボート側で用意してくれている防水ヤッケを着るのが基本です。

そのため、あまり厚すぎるジーンズなどは、作業着として推奨されていません。

動きやすいチノパン的なものがいいでしょう。

上半身については、作業現場・作業内容によってはピースボートで用意してくれている防水ヤッケは不要で、自分で用意した半そでのTシャツでOKだったりします。

作業内容によっては私のように汗だく・水浸し状態になることも覚悟して、着替えも必要になりますが、作業現場に入ると現場で着替え室などありませんから、特に女性は、着替えをしやすい装備にしておくのも大切かもしれません。

映画「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーバー並にパワフルな動き方をしていたオーストラリア人女性は、通常の下着の上に男性用のトランクスを履いて、昼休みには防水ヤッケを日干ししつつ、自分は男性用トランクス姿でまったりしたりしていて、なかなかよさげでした。

カスカファッションに戻った時、夜眠るとき用に、ゆる~い服装も必須です。

寝具・マット

寝袋を持っている人は、寝袋を持参するのがベストです。

私は寝袋を持っていないのでタオルケットを持参しました。8月末の段階ではこれで十分でした。

寝具系で持って行ってよかったと思うのが、厚さ6mm程度のヨガマットです。

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ヨガやピラティスなど、身体トレーニングをするときに使うヨガマットを、就寝時のマット替わりに私は持っていきました。

カスカファッションの床は、8月末の段階ではダンボールなどが一枚敷かれているだけの状態でしたから、何か一枚あるほうが楽でしょう。

もちろん、キャンプなどをするとき寝袋の下に敷く用のマットを持っている方はそれがいいと思います。

履物

私は持参せず、持ってくればよかったと感じたのが、クロックス的なものです。

シャワールームが屋外にあるため、ほんの短い距離ですけれど、カスカファッションの建物からシャワールームまでに行くのにスニーカーを履くのは面倒でした。

作業現場から帰ってくると、長靴などを洗ったりしますが、そのときにもクロックスのほうが良かったと感じました。

通常、作業時に履いた長靴は外だけ洗えばいいので、長靴を履いた状態で水洗いすれば済むのですが、私の場合は、長靴の中まで汗がヒタヒタになりましたし、作業時に泥や海水が流れ込んだりしたので、長靴の中まで洗う必要があり、そのときにクロックスを持ってくればよかったと強く感じました。

長靴を持参しようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。土木作業に向いた長靴をお持ちならもちろんそれを持参してもいいですが、かわいらしいタイプのおしゃれな長靴なら持っていかないほうがいいです。ホントに泥だらけ、下手をすれば穴が開いたりする可能性もありますから、現地で借りて使わせていただくことをおすすめします。

キャリーカート・バスに乗るとき

現地作業二日の最短コースでも、寝具や着替え食事類をまとめると、結構なボリュームになります。特に新宿駅から新宿西口公園前まで歩いて向かうという方は、キャリーカートを使うほうが楽です。

もち手を折りたたんだ状態にすれば、キャリーカートに荷物を載せたままバスの荷台に乗せられました。

新宿から石巻に向けて出発するときは、カスカファッションで夜寝るときと同じような緩めの服装でバスに乗り込むほうが正解だと感じました。ボランティアの最初の仕事は、バスの中でしっかりと身体を休め、翌朝からの被災地での作業に十分備えておくことですから。

バスの中では空調が効きすぎることもありますから、長袖の羽織るものもあったほうが正解です。のどがやられてしまいがちな方にはマスクもおすすめします。


以上、私が実際にピースボート短期現地派遣ボランティアに参加して、荷物について補足しておきたい内容です。今後これから同様の体験をする方の参考になればいいなと思います!

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