8月29日(月)と30日(火)の二日間、ピースボートの短期現地派遣ボランティアで石巻に行ってきました。
私の限られた体験ですが、2011年8月末現在の、石巻での宿泊地・滞在地の情報をお伝えしておきます。
カスカファッション
2011年8月現在、現地作業が2~3日の、ピースボートの短期現地派遣ボランティアについては、「カスカファッション」という元々はアパレル系企業の建物を滞在先としています。
ここも津波にのまれたのですが、初期に現地入りしたピースボートのボランティアさんたちがキレイにして、今は宿泊地・滞在地として使わせていただいている場所です。
JR石巻駅からだと、徒歩で40分くらいかかるとのことです。
より大きな地図で カスカファッション を表示
8月29日~30日には、我々第40次の短期現地派遣ボランティアの80名弱と、長期で現地に残り、我々のような新参者のボランティアのとりまとめや指示を出してくれるボランティアさん、延長して滞在しているボランティアさんが寝泊りしていました。
地震後の早い時期にボランティアで被災地に入った先人たちは、自分でテントなどを持っていかなければならなかったことを考えると、しっかり雨風のしのげる建物に泊まれる現状は、かなり恵まれていると感じます。
トイレ事情
カスカファッションの敷地に入ってすぐ目につくのは仮設トイレです。
男子はいつでもここを使用します。
女子は消灯の22時までは建物内にあるトイレが利用可能ですが、消灯後はこの仮設トイレを使います。
仮設トイレには、照明設備はありませんので、夜間利用する場合には、懐中電灯類が必要です。
和式のスクワットスタイルのトイレに慣れていない方向けに、トイレ内にはこんな(↓)注意書きも。
エントランス
仮設トイレの先に玄関があります。
みんなが作業から帰ってくると、玄関内部は長靴がミッチリと並びます。
ありがたいシャワー
入口を見て左手にはシャワーが設置されています。
我々が現地入りした約1か月前からようやく使えるようになった、念願のシャワーです。
女子用が6台に
男子用が4台。
ちゃんと暖かいお湯が出ます!
汗だくで泥まみれになって帰ってきた身に、暖かいシャワーは本当にありがたかったです。
寝床
寝床は男女別の相部屋で、我々のときは2か所のスペースが男子用に割り当てられていました。
私の寝た部屋の床は、ピータイルの上にダンボールが1枚敷かれただけの状態でした。
なにかマット的なものを持っていくほうがいいでしょう。私は厚さ6mmほどのヨガマットを持っていきましたが、これだけでも随分快適に眠ることができました。
ちなみに合計80名弱という人数でも、少なくとも男子の寝床については狭いということはなく、まだまだ余裕がありました。
ホワイトボード
さまざまな連絡は、全員に直接出されることもあれば、チームリーダーを通じてチームメンバーに伝えられることもあります。
特に重要なスケジュール・連絡事項は、ホワイトボードに書かれます。
到着した29日早朝のホワイトボード。
29日の作業が終わって帰ってきたときのホワイトボード。
30日の出発直前、ホワイトボードに掃除の分担が書かれていくところ。
お買い物事情
カスカファッションの建物内部には飲み物の自動販売機がありますので、作業から帰ってきて、炭酸系の冷たい飲み物を飲むこともできました。(ただし人気商品は売り切れになっていることも。)
カスカファッションの北西方向、徒歩10分くらいのところに、コンビニ・ローソンもありました。
より大きな地図で カスカファッション を表示
2日間しか滞在しない場合、コンビニに行ける時間は、おそらく2日目の朝6時から7時の間くらいしかないと思いますが、作業現場に持っていくおやつ類を購入できたのは、とても助かりました。
ここに書かせていただいた内容は、あくまでも2011年8月末現在の状況ですが、これからカスカファッションに入るボランティアさんたちに、少しでも参考になればいいなと思っています。
- Newer:シートを削除する-Alt→E→L
- Older:セルの末尾に改行コードを追加するExcelマクロ