「Word 2007で差し込み印刷ウィザードはどこにあるのでしょうか？」
というご質問をいただきました。
［差し込み印刷］機能は、Word 200から2002にバージョンアップしたときに、仕様が大きく変更されました。
［作業ウィンドウ］を利用したウィザードが、差し込み印刷の教科書的な利用方法になりました。
差し込み印刷を使ったことのない方を想定して、ウィザードが用意されたのだとは思うのですが、Word 2000までのバージョンで差し込み印刷に慣れていた方にとって、Word 2002・2003の［差し込み印刷ウィザード］は、いまいち評判がよろしくないように、私には思えます。
特にフィールドを挿入する場合に、ウィザード内で表示される［差し込みフィールドの挿入］ダイアログを使った方法は不評で、ある程度慣れた方には、［差し込み印刷］ツールバーを利用することを、私はおすすめしています。
Word 2007では、そんな2002・2003での不評を反映して、［差し込み文書］タブに、2002・2003の［差し込み印刷］ツールバーに相当する機能がまとめられ、差し込み印刷に慣れた方にとっては、かなり使いやすくなったと私は感じています。
ですが、厄介なもので2002・2003の差し込み印刷ウィザードに慣れている方からは、「Word 2007で差し込み印刷ウィザードはどこに行ったのでしょうか？」
というご質問をいただくことがあります。
［差し込み文書］タブ
−［差し込み印刷の開始］グループ
−［差し込み印刷の開始］−［差し込み印刷ウィザード］をクリック
2002・2003では、メニュー［ツール］−［はがきと差し込み印刷］内の一番上に、［差し込み印刷］コマンドが存在して、ここから差し込み印刷ウィザードを起動できました。（サブメニュー内でのコマンドの配置からも、2002・2003ではウィザードを、差し込み印刷設定方法と考えていたことがわかります。）
2007になり、差し込み印刷ウィザードはなくなったわけではなく、上記の操作を行うと2003までと同様に、［差し込み印刷］作業ウィンドウを利用したウィザードを起動することができます。
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