Word VBAのWindowオブジェクトは、Excel VBAのWindowオブジェクトや、PowerPoint VBAのDocumentWindowオブジェクトに相当する、ウィンドウを表すオブジェクトです。
Word.WindowはExcel.WindowやPowerPoint.DocumentWindowに似ている
Word.WindowもExce.WindowもPowerPoint.DocumentWindowも、ウィンドウを表すわけですから、似たメソッドが用意されています。
ウィンドウをアクティブにするActivateメソッドや、閉じるためのCloseメソッドは、Word.WindowにもExce.WindowにもPowerPoint.DocumentWindowにも用意されています。
ライブラリこそ異なるものの、どれもウィンドウを表すわけですから当然のことです。
Window.ToggleRibonを使ったWordマクロ
ところが、Word.Windowにのみ存在し、Exce.WindowとPowerPoint.DocumentWindowにはない、メソッドがあることに気づきました。
ToggleRibonメソッドです。
以下のWordマクロを実行すると、リボンが展開されていれば折りたたまれ、折りたたまれていれば展開されます。
ActiveWindow.ToggleRibon
End Sub
ActiveWindowプロパティでアクティブなウィンドウを表すWindowオブジェクトを取得し、Window.ToggleRibonメソッドを実行するだけのメソッドです。
どういう経緯で、ToggleRibonメソッドがWord.Windowにのみ存在するのか不明ですが、備忘録としてこの記事を残しておきます。
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