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「エクセル vba シート全体の選択」
「エクセル マクロ シート全体を選択する」
といった検索で、このサイト・インストラクターのネタ帳のアクセスが、時折あります。

ここで「シート全体」と表現されているものが何なのか、可能性がいくつか考えられますが、素直に考えればワークシート上のすべてのセルでしょうか。

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シート全体を選択するサンプルマクロ

以下のSubプロシージャを実行すると、アクティブなシートの全セルが選択されます。

Sub シート全体を選択する()
 Cells.Select
End Sub

Cellsプロパティで、全セルを表すRangeオブジェクトを取得して、RangeオブジェクトのSelectメソッドで選択を行っているプロシージャです。

マクロ記録しましょう

Excelでは[全セル選択]ボタンをクリックすると、すべてのセルを選択できます。

VBAでシート全体を選択する

この操作をマクロ記録すれば、上記のプロシージャで使っている

Cells.Select

というコードが作られます。

いまいちなことも多いマクロ記録機能ですが、是非、試しに記録してみましょう。

Cellsプロパティのそもそもの仕様

複数のセルに対してループ処理を行う場合に、引数を2つ指定して使われることの多いCellsプロパティですが、実は引数を指定せずに使うことができます。

というか、オブジェクトブラウザーを確認するとわかるとおり、Cellsプロパティ自体は、引数をとらない作りになっています。

VBAでシート全体を選択する

引数をとるブロパティなら、詳細ペインのプロパティ名「Cells」の後ろに ( ) が存在するはずです。

Rangeオブジェクトの既定プロパティである_Defaultに引数を指定しているのが、

VBAでシート全体を選択する

よく見かける「Cells(1, 1)」といったオブジェクト式です。

引数を指定せずに使うと、すべてのセルを表すRangeオブジェクトを返すのが、そもそものCellsプロパティの仕様です。

最終更新日時:2024-03-08 14:09

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