「ActiveWorkbook.FullName」
といった検索で、時折アクセスがあります。
ActiveWorkbook.FullNameでパスを含むブック名を取得
結論からお伝えすると「ActiveWorkbook.FullName」とは、アクティブなブックの名前を、保存先のフルパスを含めて取得するためのコードです。
Cドライブtempフォルダーに存在するsample.xlsxがアクティブな状態で以下のSubプロシージャを実行すると、「C:\temp\sample.xlsx」とメッセージボックスに表示されます。
MsgBox ActiveWorkbook.FullName
End Sub
ActiveWorkbookでアクティブブックを表すWorkbookを取得
拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』の「Lesson 74 ブックを表すオブジェクトを取得するプロパティについて学習しましょう」でも解説しているとおり、ActiveWorkbookはアクティブなブックを表すWokbookオブジェクトを取得するためのプロパティです。
拙著の「Lesson 52 プロパティは2種類あることを知っておきましょう」でお伝えしている、2種類のプロパティのうちで、オブジェクトを取得するためのプロパティに該当します。
Workbook.FullNameでフルパス付きブック名を取得
上述のとおりActiveWorkbookプロパティはWorkbookオブジェクトを返すため、「ActiveWorkbook.FullName」は、Workbookオブジェクトに用意されているFullNameプロパティを利用しているコードです。
Workbook.FullNameプロパティは、拙著の「Lesson 52 プロパティは2種類あることを知っておきましょう」でお伝えしている、2種類のプロパティのうちで、単なるデータでを取得するためのプロパティに該当し、ブックの名前を保存先のフルパスを含めて返してくれます。
Workbook.Name・Workbook.Pathと一緒に理解しましょう
Workbook.FullNameプロパティには、仲間といえるプロパティがあります。
Workbook.NameプロパティとWorkbook.Pathプロパティです。
Workbook.Nameプロパティを使うとブックの名前を、Workbook.Pathプロパティを使うとブックの保存先パスを取得できます。
Cドライブtempフォルダーに存在するsample.xlsxがアクティブな状態で、
Workbook.Nameは文字列「sample.xlsx」を返し、Workbook.Pathは文字列「C:\temp」を返してくれます。
最終更新日時:2021-04-26 17:02
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