動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Excel(バージョン2202 ビルド14931.20132 Microsoft Store)
「Excel 円グラフ series関数」
という検索キーワードでアクセスがありました。
Excelで円グラフのデータ系列を選択したときに、数式バーで確認できるSERIES関数の引数について調べていた方による検索でしょうか。
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「円グラフ」シートに存在する、下図のような、
円グラフのSERIES関数
=SERIES(,円グラフ!$A$1:$A$4,円グラフ!$B$1:$B$4,1)
を読み解きましょう。
SERIES関数の基本
SERIES関数の基本から確認です。
もっとも基本的な集合縦棒グラフの場合、SERIES関数の4つの引数は以下のような内容を意味します。
1. | 系列名 | 凡例に表示されるデータ系列の名前 |
2. | 項目名 | 項目軸(横軸・X軸)に表示される項目の名前(軸ラベル) |
3. | 系列値 | グラフとしてプロットされるデータ系列の値 |
4. | 順序 | 何番目のデータ系列かを示す整数 |
円グラフのSERIES関数
円グラフのSERIES関数
=SERIES(,円グラフ!$A$1:$A$4,円グラフ!$B$1:$B$4,1)
の場合、以下のように指定されているわけです。
1. | 系列名 | (なし) |
2. | 項目名 | 円グラフ!$A$1:$A$4 |
3. | 系列値 | 円グラフ!$B$1:$B$4 |
4. | 順序 | 1 |
系列名には何も指定されていないために、SERIES関数
=SERIES(,円グラフ!$A$1:$A$4,円グラフ!$B$1:$B$4,1)
の最初の「,」の前に、何も書かれていません。
円グラフのSERIES関数を読み解く場合、ここが一番のポイントだと思います。
円グラフの凡例は系列名ではなく項目名
円グラフの凡例から、円グラフのデータ系列を誤解している方もいるように思えます。
集合縦棒グラフの場合、凡例に表示されるのは系列名です。
そのため円グラフの場合も凡例に表示されているのが系列名だと考えてしまうかもしれませんが、違います。円グラフの場合凡例に表示されるのは系列名ではなく項目名です。
以上を意識して、
=SERIES(,円グラフ!$A$1:$A$4,円グラフ!$B$1:$B$4,1)
1. | 系列名 | (なし) |
2. | 項目名 | 円グラフ!$A$1:$A$4 |
3. | 系列値 | 円グラフ!$B$1:$B$4 |
4. | 順序 | 1 |
を、もう一度確認してください。
最終更新日時:2022-04-13 17:19
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