タッチカバーでファンクションキーは？

2013年6月14日～7月14日の期間限定でSurface RTの価格が10,000円値下げされていることも影響しているのでしょう、街中でSurface RTを使っている方を見かける機会が増えてきました。

どういうわけだか私は、スターバックスコーヒーで、Surface RTをタッチ操作しながらキーボード操作している女性をよく見かけます。

Surfaceの専用キーボードは、ディスプレイ部分のカバーとしての役目を持っていて、機能面から見たときには2種類のカバーが販売されています。

一般的なキーボードに近い感覚でタイプ入力することができる「タイプカバー」と、キーボードが絵柄として印刷されているただのプラスチック板かと思うような「タッチカバー」の2種類です。

私がスタバで見かけるSurface RTを使っている女性は、少しでも薄くということなのでしょうか、タッチカバーを利用している方が多い印象があります。

Surfaceが普及してきてタッチカバーを利用する方も増えているようなので、既に多くのサイトなどで取り上げられていることでわりますが、このサイトでも触れておかざるを得ません。

タッチカバーのファンクションキーについてです。

慣れてしまえば大丈夫ですが、タッチカバーで初めてファンクションキーを利用しようとしたときに戸惑う方は少なくないはずです。

Surfaceのタッチカバーでは、一般的なキーボードでファンクションキーの配置されている場所に、別のキーが並んでいるためです。

一般的なキーボードで［F1］から［F4］キーが並んでいる箇所にSurfaceのタッチカバーでは、
［消音］［音量ダウン］［音量アップ］［再生/一時停止］
という動画再生を楽しむときに便利なキーが並んでいます。

一般的に［F5］から［F8］キーが並んでいる箇所には
［検索］［共有］［デバイス］［設定］
というキーが並び、Windows 8/RTのチャームに表示されるのと同じ機能が呼び出せるようになっています。

一般に［F9］から［F12］キーが並んでいる箇所には
［Home］［End］［PgUp］［PgDn］
というキーが並んでいます。

このような一般的なキーボードとは異なるキーが並んでいるために、Surfaceのタッチカバーでファンクションキーを使うにはどうしたらいいのか、戸惑ってしまう方がいらっしゃるのです。

或は、そもそもタッチカバーではファンクションキーを使えないと思いこんでしまう方もいらっしゃるかもしれません。

ノートパソコンの場合、［Fn］キーを押しながらファンクションキーを押すと、別のキーの動きをするようになります。
それがSurfaceのカバーキーボードでは逆になっているのです。

具体的には以下のような割り当てになっています。

実はタッチカバーをよく見れば、こんな対応表を覚えたり、左から「F1」「F2」...のように指折り数えたりする必要もありません。

［1］キーの右上に［消音］キーがあって、［Fn］＋［消音］キーを押せば［F1］キーです。
［2］キーの右上に［音量ダウン］キーがあって、［Fn］＋［音量ダウン］キーを押せば［F2］キーです。

数字キーの右上にファンクションキーが配置されているということを理解してしまえば、ファンクションキーをよく使うレベルの方なら、タッチカバーでもファンクションキーを使えるはずです。

なお、タイプカバーのほうには、右下に「F1」「F2」...といった印字があるので、［Fn］キーと同時すればいいのだということさえわかれば、ファンクションキーの位置について迷うことはないはずです。